スーパーコンシューマーとは

このスーパーコンシューマー(SUPER CONSUMER)について、プロジェクトのコンセプトと熱い想いを南和繁と中谷よしふみの2人が語る!

スーパーコンシューマーとは何なのか?

このラジオどうしていきましょ?最初にスーパーコンシューマーって聞いて、何のことか分からんかったよ。これって一般的な言葉なん?
スーパーコンシューマについて語る南と中谷
めちゃめちゃマニアックな消費者の事ですよ。マニアックって言い方が良くないかもしれませんね。徹底的にこだわる消費者かな。マニアックな消費者の人ってすごいアイデア持ってると思うんですよ
たとえば、普通、財布とか作るときって、財布の会社の商品企画部の人が、きちんとリサーチとかして、売れる財布のアイデアを出すわけじゃないですか。
でも、マニアックな人っていっぱいコダワリがあって、もっと色々な視点でニーズとかアイデアを持ってると思うんですよ。 例えば、僕の場合だと、昔から薄い財布しか持っていない。だって、ポケットに入れるものは絶対薄くあるべきだって昔から強く思ってる。
なるほど
スーパーコンシューマについてを収録する収録機材
それで、「みんな、財布買うときに、どんなことを重要視して購入するのかな?」って考えたんです。
そしたら、ほとんどの人は、デザイン性とか機能性で選んでるんですね。 でも、僕の場合は別の要素がもっと重要だと思ってて、携帯性が一番重要だと考えてるんです。
小さい財布?
小さくても分厚いとポケットに入れにくいから、「小ささ」ではなくて「薄さ」です。 こんな感じで、市場に出ていないけど、消費者目線でこんな商品があったいいのにとか、既存のプロダクトに疑問を持ってる人ってたくさんいると思うんです。
僕は色んなところで、小銭入れ付きの薄い財布がないか探したんですよ。でも、僕の理想の財布はないんです。 僕はそれで、究極に薄い財布「薄い財布abrAsus」っていうのを作ったんです。 だって、世の中に売ってないから、自分で作ろうと。
マニアックだから売ってないんや。
その時に、考えたんです。 「僕以外にも、そういったマニアックなニーズとかアイデア持ってる人っていっぱいいるだろうな」って。 僕は自分が作った薄い財布が万人受けして、めちゃくちゃ売れるとは思ってないんです。僕が作った財布より、財布メーカーの人が作った財布の方が絶対にいっぱい売れる。
僕の作った薄い財布は、多くの人には必要の無いものかもしれないですが、ある特定の人のニーズには思いっきりぴったりで、「こんなのが欲しかったんだ!」って一部の人には思いっきり刺さるものになるんじゃないかなって。
マニアックやから、一般受けしないけど、一定数はすごく共感してくれる人がいるんじゃないかと。
あ、たとえばこんな例もある。 昔に友達が僕に言ったんです。
「マクドナルドよりうまいハンバーガーが俺は作れる。」って
当たり前だけど、マクドナルドのハンバーガーは多くの人に受け入れられるような味とか、店のオペレーションを考えて作ってる。
マクドナルドもおいしいけど、生産効率とか考えなければ、ある一定の人がすごく美味しいって思うハンバーガーを作れるって人はいると思うんです。
確かに。大衆受けする大量生産がビジネスになるけど、どうしても平均値的になっちゃうもんね。
たくさん売ろうと思うと、値段の成約もありますしね。 でも、僕は財布作るときに、値段考えず作ったんです。
ビジネス前提で考えると、原価とか効率を重視しがちやもんね。
それは僕らの役割じゃないので、コストとか万人受けするようにとか、色んな制約を作らず、とりあえず「俺は、これが欲しい!」と思うものを突き詰めて作りたい。
それ、おもしろいじゃないですか(笑)。モノ作りは男のロマンですよ。楽しいやん。
モノ作りは、普通はプロデューサーが商品企画するけど、ここではマニアックな消費者、つまり、スーパーコンシューマーが商品企画していくんです。
超消費者や!「マニアックな消費者は、マニアックなアイデアを持っているだろう。 そして、そのマニアックなアイデアはなかなかカタチになりにくいだろう」ってことよね。
マニアックな消費者は、会社員だったりするわけです。 だから、アイデアはあってもなかなかカタチにはできないわけです。
お金もかかるしね。
お金、在庫、決済、物流、PRとかいろいろ考えないとあかんから、なかなかできない。 それを僕らでサポートとして、なんとかカタチしていきたい。
そういうノウハウは僕らにはあるからね。 まあ、最悪売れなくてもいいじゃないかって感じよね。 そういうスタンスでモノ作りをやっていくのはいいやん。
基本的に、小ロット。いっぱい作るのは怖いから。
サンプルをちょっと作るだけでも面白い。ほんで、需要がありそうだったら生産する、みたいな流れでもいいやん。 これからはスーパーコンシューマーを呼んで、マニアックなアイデアを聞いて、いっしょにモノを作っていくということやね。 予想外に、キレイにまとまったね。笑
スーパーコンシューマーが主役で、僕らがサポートしていくんです。 作っている過程も公開していこうと思います。 試行錯誤をこのラジオでお届けします。 そして、世の中にないものを作っていきます。
ちょっと古い言葉かもしれないけど、ロングテール。マーケットとしては小さいけど、ニッチなところに響く商品を届けたい。
だって、自分が欲しいものが出来たときって、めちゃくちゃ幸せなんですよ。
うん、自分のブランド作って、財布とかメモ帳作ってから、南さん幸せそうやもん。^^
僕はたまにクロスバイク乗るんだけど、自転車乗るとき用のいい鞄がないから、鞄も作りたいし、もしかしたらハンバーガーが作りたくなるかもしれない。別に革小物にこだわってないです。
自分の想いがある商品が世の中に出るのはめちゃくちゃ幸せですよ。どこまでできるかわからないけど、マニアックなアイデアをカタチにしていきたい!
オーケー、やっていこ!サイトもこれから作ります。これ絶対おもろいので、乞うご期待! みなさん、今後を期待してください!
南 和繁 / プロデューサー兼デザイナー
米国の大手金融企業をはじめ、アパレルや飲食関係の事業会社などを経て、ngi groupにてITベンチャーを中心に投資を手掛けてきた。
中谷 中谷よしふみ / ウェブディレクター
プログラマでキャリアをスタートして、ウェブディレクターに。大小さまざまなウェブ制作に関わり、個人サイトも多数運用。 現在、取り仕切る役。
Special Thanks
サイトデザイン:井之上浩一 yamagra  ポッドキャストジングル:Hagi
スーパーコンシューマーとは

メディア掲載

ワールドビジネスサテライト
テレビ東京のワールドビジネスサテライト(WBS)で紹介されました。「SNSでかわる企業と消費者」4:53秒頃
スーパーコンシューマーのアイデアがカタチになっていく様子をブログやポッドキャストで配信
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