コーリン色鉛筆社長の井口さんの武勇伝に引き続き、本編に入ります。
旅のスケッチブックのカタチをみんなに考えてきてもらったので、宿題を出し合いました。
スケッチセットとしては、立ったまま絵を描けるのがいいのではないだろうか?
ケロさんの旅のスケッチブックを考える・・・、司会の中谷です。
考えずに話したでしょ(笑)。
南です。
今日は愉快な仲間が3人来てます。
はしょらないでください!ちゃんと紹介してください(笑)。
ケロさんです!
ケロです。よろしくお願いします。
そしてコーリン色鉛筆社長の井口さんです。
井口です。よろしくお願いします。
そして、今日も忙しい中、文具王さんに来てもらってます!
ありがとうございます。
文具王です。よろしくお願いします。
ここからが本編ですよ。
旅のスケッチブックを考えていきましょ!
今日は宿題があって、理想のスケッチブックのカタチを各自に考えてきてもらってるので、それを出し合っていきましょう!
と思ってたら1人宿題やってない人がいるようですね・・・。
誰ですか?
誰ですか、ってどうしましょうか。
わはははは
ケロさん、ちゃんと考えてきてくださいよ!
すいません・・・。
欲望だけが渦巻いて1つにまとまらなかったんです・・・。
こんなんとかあんなんとかモヤモヤしてて。
わはははは。次回から宿題はお願いします(笑)。
旅行用スケッチブック案(南)
では、一番バッターの南さんのアイデアを聞いてみましょうか。
はい。調べてみると、色鉛筆を入れるケースって結構あるんですね。いろんな会社が出してるんです。でも、結局収納するケースばかりなんですよ。
僕は、一番大切なのは、描くときに描きやすいこと、と思ったんですね。で、どうやったら書きやすいのか考えてみました。
色鉛筆って色が多いので、頻繁に鉛筆を交換しますが、
ケースの中に入ってたら、出したり入れてしないといけないじゃないですか。
だから、色鉛筆を取り出しやすいケースがいいんじゃないかと考えました。
あと、パーツが分かれたら駄目だと思うんです。だから、色鉛筆が中に入ってて、横にスライドするカタチにしてみました。ごっつ説明しにくいから、あとで画像をアップして説明します。
南さんの説明はいつもそうや(笑)。
・・・硬い箱の中に色鉛筆が入ってて、カタッとナナメに倒れるんです。
角を視点にスライドするんやね。
ハガキの向きは縦も横も想定してて、ハガキが両面にセットできるようにしたんです。
これってジョッターみたいになってるの?
ああ、そういうことか。
鉛筆削りとかまだ考えられてないです。
ただ、コンセプトとしては、取り出しやすいカタチで考えていて、ナナメへスライドするカタチがいいんじゃないかと思いました。
なぜナナメにしたかというと、縦へのスライド式だと長い鉛筆を出す時にかなりスライドしないといけないので、このナナメのほうがスムーズと思ったからです。
短い色鉛筆は手前にセットしておけば取り出しやすいと思います。
なるほどね。
旅行用スケッチブック案(中谷)
ええと、僕も大前提のコンセプトは南さんと同じなんですよ。鉛筆が取り出しやすいのが重要だと考えています。
でも、携帯するときと描く時で使い方が違うな。とも思ったので、僕は使うときは色鉛筆とスケッチブックが分離する前提です。絵を描くとは、鉛筆ホルダーみたいにしたらいいかなと思ったんですよ。
あ、鉛筆立てみたいな?
はい。絵を描くときはスケッチブックを取り外して使います。絵を描く時に、重い色鉛筆セットを持っておく必要はないと思ったので、鉛筆立てみたいにしようと思ったんです。
鉛筆は別の場所に置いとくんやね。
はい。使うときは分離して、携帯するときだけ合体するイメージです
鉛筆を入れるところは袋みたいになってる感じで、横は、左右にちょっと出っ張りをつける程度で考えています。使うときはこの程度で大丈夫だと思います。
あと、ノート部分はひっかけるだけです。
リングがでかいノートブックもあると思うので、折りたたんだときにリングが外に出るように差し込みます。
うんうん。
鉛筆が動かないようにするのは、ギュッとベルクロで締めたらいいんちゃうかな。と思っています。鉛筆と接する部分にゴムみたいなものを付けておけば鉛筆は動かないでしょう。
なるほど。
あと、エクステンダーは鉛筆のところに入れる想定です。
そして、削り器と削りカス入れですが、これはもう携帯しないです。
僕が絵が描くときは、鉛筆が丸くなったら、鉛筆の角度を変えながら描くので、旅行中の1時間ぐらいなくても平気。と考えました。
以上が僕のアイデアです。
なるほどね。
絵を描きに行くときは、必要最低限のものを持って行くコンセプトです。
旅行用スケッチブック案(文具王)
ええと、僕のヤツはこんなヤツなんですが。
サンプル作ってますね!
おお、サンプルがある!
いや、あんまりにちゃんとしてないのですが・・・。
僕はどちらかというと全部1つにまとめたいと思ったので、1つにまとめる案です。
で、鉛筆が短くなった時のことを考えました。
鉛筆が短くなってもケツの部分は絶対あるので、下から開けます。
下から開けると、そのままだと鉛筆が全部落ちてしまうので、
内側にシリコンを入れて押さえています。
ためしにiPhone4用に買った、iPhoneケースをハサミで切って滑り止めとして使ってみました。
えー、すいません。
スルッと落ちないんですね。なるほど。
ヌルッという感じにして、なんとかして、うまいこと押さえられるんじゃないかと思ってます。
スケッチブックはここにひっかける。
へえ。なるほど。
最初に言ってた削り機が入れられるスペースはこれぐらいのスペースがあればいいかなと思っています。
ちょっと縦長になっちゃうんですが、こんなカタチかなと思います。下がキレイに止まってくれるとか、短くなった鉛筆が大丈夫かどうかは検証が必要です。
ゴムとかシリコンとかでしっかり閉めれば落ちないのじゃないかな。と思ってます。
なるほどねえ
このトレイ部分を革とゴムで作るか、たとえばトレイだけ木で作るとか。木で作れば滑りにくくしやすいかなと思います。こんなカタチを考えています。
なるほど。ケロさんどうですか?
理想に近いです!
ほお
下から鉛筆を出すのが便利かというのと、鉛筆が滑らないかの検証が必要なんです。
僕も最初に考えたカタチに近いんですが、僕が思ったのは、1本出すときに、他の鉛筆が落ちないかということだったんです。
それと、さっき文具王さんが言ったように下が取り出しやすいかというところですね。
そうですね。
上から鉛筆を取り出せる方法があれば一番便利なんですが。
鉛筆が短くなったらどうしても上から取り出すのが難しくなりますね。
取り出そうと思ったら、黄色をものすごく短かかったことに気づいたりとかね。
スケッチブックの使い方を改めて考える
さっきもあったけど、鉛筆が短くなるといっても、旅行中に急に短くなることはないから、そこまで考えなくていいかな。
逆に、南さんのナナメに出てくる方法だと、短い鉛筆が本体側にあると取りにくくなってしまうでしょ。
そうです。そうなんです。
うん。うん。
そして、人にもよると思いますが、色の順番に並べたいという人もいるわけですよ。
そうですね。絶対あると思います。僕もそうです。
そうすると、やっぱり短い鉛筆が取りにくい場所にセットされてしまうことがでてくると思うんですね。
分かります。
お尻から取るというのは正解だね。
理想は下で、無理だったから上にして、上も難しくて横にしたんです。
実際、鉛筆が問題なく止まるかどうかを現物で考えていかないといけないですね。
鉛筆を止める方法が課題ですね。
全部がバラバラと落ちたらガッカリな感じになってしまうのでね。
落ちないようにできるかどうかはとても重要ですね。
長さはちょっと長くなるけど、ゴミ入れのポケットと小物入れがあればいいのかな。と
鉛筆が折れる
あのー、先日から話に出ている、鉛筆が折れやすいというのがありますけど、そんなに折れるんですか?
シリコンで固定されてたら大丈夫だと思います。
勢いよく移動しないから折れないということですか?
紙の箱のまま短い鉛筆を入れると、鉛筆の先端が箱とあたって折れると思いますよ。
たとえば、先にスポンジをいれておけばマシになるんじゃないですかね。
缶の箱の場合は、先にスポンジが入ってますね。
でも、これは鉛筆の下で固定する方法だから大丈夫なんですよ。
下で固定してないと、鉛筆が上のほうに移動してたら下から取り出しにくいので。
そうですね。そうですね。
あとは、スケッチブックに関しては、横のときは使いやすいですよ。
うんうん
スケッチブックのリング
あと、1つ気になったのは、中谷さんが話してたリングの大きさの違いですね。
大きなリングのスケッチブックを挟むと、膨らんでしまいますね。
リングとか紙の幅があるので、ある程度大きいのに対応できるようにしたほうがいいですね。
何種類か買ってきたら傾向が分かるんじゃないですかね。
僕は単純にリング部分が膨れて、カタチが崩れてくるのを心配してるんです。
それは確かに考えられますね・・・。
でも、このカタチやったら逆向きに差し込むこともできますよね。
使うときと携帯するときで差し替えてもいいかなと思ったんですが。
でも、差し替えるのも面倒なんでね。
リングの分だけ下にスペース設けるかですね。
いいかもしれませんね。
鉛筆を固定する方法
滑り落ちないようにする方法はいろいろあるよね。
鉛筆は直径がほとんど同じなので、なんとかなると思うんですよね。
あの、描く時に縦と横ってどっちが多いんですかね。
それは決まってないでしょ。描きたい絵によって変わるよ。
だってあれでしょ。スカイツリー見に行って、横に書かないでしょ。
確かに。ごっつ遠そうですね(笑)。
瀬戸大橋を見に行ったら横でしょうし。なので、それは行った場所によって変わってきますよ。
同じ旅行でも、雷門は横ですが、スカイツリーは縦でしょうし。
やっぱ、両方対応できたほうがいいということですね。
うんうん。
でも、やっぱ全部くっ付いているというのは僕はマストだと思いますね。
僕は違うんですけどね。
僕が絵を描くとしたら、くっ付いていると描きにくい。特に下から鉛筆を抜くのが面倒くさい。鉛筆の交換方法がスムーズなほうがいいんですよ。
それは人によると思うんですよね。
立ったまま描けるのか、置いて座って描くのかは、決める必要がありますね。
ケロさんがどう使いたいかですね。
私は立って使いたいんです。
座ってかける場所が必ず確保できるとは限らないじゃないので。
絵を描く時はそんなに即効性が必要ですか?
メモするときは分かるんですか。絵を描くときに2、3分でササっと描くっていうのをあんまり想定してなかったです。絵を描くときは、絵を描くモードなので。
もし、雷門を描く時ってどうするんですか?
人がいっぱいいますよ。
本当に描くときは、座って描くでしょ。
いや、でも、俺の知り合いで立ったまま2、3分で描いている人はいっぱいいますよ。
それは使い方やと思うんですよ。
ササっと描きたいのか、本格的に描きたいのか。どっちもあると思うんです。
ケロさんの使い方になるんじゃないですかね。
でも、僕は1個にまとめたほうがいいと思いますね。
というのも、置いて描くタイプはすでにいいモノがあるんですが、
でも、立ったまま描けるのはまだないじゃないですか。
ああ、なるほど。確かに収納するだけのモノはすでにありますもんね。
それを考えると、立ったまま描けるというのを1つの目標にするのがいいと思いますね。
なるほど。
それか紐をつけてね。
わははは。
文具王手帳じゃないですか。
消しゴム置くところがなければ、ベルクロでつけるとかね。
ジョッターにハガキはつけれないんですかね?
いやいや、文具王手帳から離れましょうよ(笑)。
ケロさんはどうなんですか?
私は立って、片手で使いたい!
じゃ、文具王さんとケロさんが言ってることは「立ったまま絵を描ける」という点で一致してますね。それだったら、文具王さんのを元にブラッシュアップしましょうか!
文具王さん案をベースにブラッシュアップ
問題は鉛筆をどう固定するかですよ。それができるかです。
そうですね。
あと、描いてるときに下に鉛筆を抜くのって難しいんですよね。家でシミュレーションしてみたんですが、難しかったんです。
上に抜くのも鉛筆が短くなるとできないんです。
だから、僕は横にスライドする方法に逃げたんですよ。
手前にこれだけ距離を取るのがどうかということですよね。
1本鉛筆を取るときに、他の鉛筆が落ちないかどうか。
じゃ、もう一回考えてきましょうか。ケロさんも(笑)。
いや、もう、ガンガンやりますよ!
鉛筆が止まるかどうかの検証をしたいんですよ。
このカタチってすごいいいと思う。
横にも置けるし。横の場合は何の問題もない。
でも、縦のときは確かにちゃんと検証が必要だね。
あまりキツイと入れられないし、ゆるいと全部落ちちゃう。
鉛筆を1本取るときに、横の鉛筆も一緒に出てきたら駄目だしね。
どう止めるかか重要だね。滑り止めがずっと機能するかも分からないから。
もう1つは、短い鉛筆が上に上がったときに抵抗が大きいと、鉛筆が落ちてこなくなるかもしれないですよね。
ああ、そうか。そのときは、下まで引っ張り出して、もう一度セットしてあげないとあかんね。
常に鉛筆の後ろを下にセットしたいんだね。
でも、鉛筆に細工するのは避けたいですよね。
できたらしたくない。
でも、この大きさって結構書きやすいんです。僕は絵を描かないのでメモなんですけど。
女の手にしたらちょっと大きいんですよ。
描いてる途中につらくなる。
もし持ちやすさを考えるなら、指かけループをつけてあげるとか。
あ、いいかも。今持ってみたときに、縦のときはよかったんですが、横のときにどうやって持とうかちょっと躊躇したんですよ。
次回は紙で作ってきましょう。
コンセプトは1つにまとまってる。ということで、取り出しやすい工夫を考えてきましょう。
僕はやっぱり何回も色鉛筆を交換するのに、手前に出てくるのは面倒と思うんです。でも、今はノーアイデアなので、考えてみます。
引き続き考えていきましょう。お疲れ様でした!