ひらくPCバッグnanoのセカンドサンプルです。PCケースをテロテロの素材で作ったサンプルはどうだったのでしょうか?
ひらくPCバッグnanoの新しいサンプルです。いしたにさんに2週間使ってもらってから集合しました。
おっ、ひらくPCバッグのデザインになってる!やっぱり工場で作ると違うね。
かわいいですね!僕らは大きいのに見慣れてるから小さくなると可愛い。デフォルメされてるから(笑)。
南さんも初めて見るの?
完成してすぐにいしたにさんにお送りして使って頂いたので。
小さいのは可愛いな。
ガンダムの小さいやつみたい。
可愛い。
可愛い。
なんなんですか、二人とも(笑)。
いいじゃないですか。
嬉しそうやな。
なんでちょっと嬉しそうなのかな(笑)。
わははは。
女性にもよさそう。
早く帰って来なさい(笑)。
見た目の完成度は高いですね。売れそうな気がします(笑)。
このサンプルを2週間使ったんですよね。どうだったんですか?
南さんがあまりに嬉しそうなので、言いにくいんですが...。
ダメだったんですか?
ダメ...。
できはいいんです。前回の問題点は全部なおっていて、内側は問題ない。意外と収納ができました。開閉もよくなってる。
背負っていても違和感はなかったです。
かわるビジネスリュックに横で入るのもいい。
おお、いいですね。
ただ、ちょっとだけ前面のパンチングポケットの位置が高い気がする。
わかりますか?なんかポケットのまわりにスペースがあって違和感があるんです。
ポケットの収納量を多くするためにポケットを立体にして厚みをもたせたかったんですが、使ってるうちに潰れて平らになってしまってますね...。
構造上仕方ないのかもしれないけど、もしパンチングポケットを立体にすることで手間がかかってるなら無理にしなくていいかな。横のスペースにもシワが入ってしまってる。
今まで通りにしたほうがいいですね。
問題のPCケースですが...。封筒も入るようにはなってますが、これはダメでした。もうね。やってられない。
柔らかいケースってモノを入れにくいんですよね。
この一連の動作が面倒なんです。
確かにサッとは取り出せないですね。
このホックも使いにくい。カバンを背負ってると、袋が柔らかいとホックの位置が分からないから、とめるときに片手じゃできないんです。
これを片手でとめられるようにしたい。PCケースの口の部分に薄めの芯材を入れるといいのかなと。でも、よかった点もあって、このテロテロの素材だと、使わない時に本体に収納するのは楽。ガバッと入れられるから。
でも、このPCケースを出した状態ってあんまりカッコ良くないですねえ...。「おっ!これは考えたな!」ってならない。もうちょっとスマートにしたいなあ。生地はこのテロテロのほうがいいんですか?
そこはコダワリはないです。
いまは外でも中とも違う、選んだ別の生地なんですけど。外側と同じ生地にすると雰囲気はあうんですが、今より固くなるので取り扱いは変わってしまうと思います。
外の生地の裏地をつけずに薄くすることはできないですか?
それはできます。ただ、裏地をつけなくても今のようには収納することはできないです。いまは薄いから中にシュッと入れられますが。
サッとしまえないならパタッとたたむ感じですね。
それなら、本体に輪っかをつけて。それで固定してもいいかもしれないですね。ただ、PCケースを折りたたむと背中にあたると思うので、それが問題ないかは検証しないといけないですね。
そうですね。
紐と本体を固定できるようにするのはあまり機能してない感じですね。とめない人も多いと思うんですよ。中谷さんはとめないでしょ。
絶対とめない。気にしない。
でも、腕と当たる問題がありますからね。ヒジ。
それは前ほどは気にならなかったです。ただ、つけなくても大丈夫だけど、対策は考えてますって状態にしていたほうがいいですね。
そうですね。PCケースのサイズはこれでいいんですか?
いまは13インチでちょっと折れる感じです。
ピッタリでいいですよ。折らなくていいです。封筒ジャストサイズで。
では、高さは少し縮めて、またサンプル作ってみましょうか。なかなか難しいですねぇ。
ちょっと絵を書いてみます。ダミーも作ってみます。
とにかく大事なのは、紐と本体をとめるのは、片手でできるようにすることです。
ファーストインプレッションでテンションが上がったメンバーは、シビアなフィードバックに意気消沈。本体の完成度は上がりました。見た目もよくなったし、収納量も増えて使いやすくもなりました。
しかし、おまけのPCケースの答えはまだ見つからない。テロテロの素材で作ったPCケースは本体には収納しやすかったが、モノは入れにくかった。悩ましい。
その後、紙のサンプルを作って形を確認しました。立体にしたパンチングポケットはいままで通りのポケットに戻すことにしました。
そして、このPCケースがソリューションになることを期待して、またサンプル制作を依頼したのでした。