おまけのPCケースに試行錯誤しているひらくPCバッグnanoプロジェクト
ひらくPCバッグnanoの3つ目のサンプルが完成したので、いしたにさんに2週間使ってもらってから集合しました。問題のPCケースはどうなったのか?
新しいサンプルはどうでしたか?
よかった点とダメな点がありました。よかった点からいきますか。
若干サイズ変更したでしょ。僕がひらくPCバッグminiで運んでいたPC以外のものは全部入っちゃった。これはビックリしました。
サイズ変更はしてないんですが、前面のパンチングポケットを立体にするのをやめたことで奥行きが少し広くなっているかもしれません。
並べると結構違いますね。
大きく見える。
実際のサイズは変わってないです。
使った感じは収納力は多くなってます。前面ポケットの位置も少し下がって、カバンの中にアクセスしやすくなってます。
あと、女性の反応がいい。このサイズはすごく好評。小さくて可愛いって。
実際カワイイですよね。
収納量も使いやすさも問題ない。だから、中はもう完成してるんです。問題は...。
PCケースですか。
そうなんです...。PCケースはまだダメだね。
悩ましいですね...。
PCケースを広げるとこういう感じなんです。
うーん。いいなって思える状態にはまだなってないですね...。
たまにしか使わないというコンセプトにしては、しめてる面積が多すぎる。おまけ感がなくなってしまった。
確かに...。
ちゃんと使わないといけない感じがするでしょ。でも、そんなに使いやすくもない。前回と今回のサンプルを使ってみて分かったのは、PCケースが柔らかいとPCは入れにくいけど、カバンに収納はしやすい。逆に、固いとPCは入れやすいけど、カバンに収納しにくいんです。
PCケースは固いままで、素早くこの状態になればいいんですね。
そうなんです。机の上にそう置いた状態がやっぱり一番使いやすいんです。それでね、iPadぐらいなら高さはそんなにいらないんです。でも、この形だと何を入れる時もPCケースの高さがA4縦に固定されちゃうので、高さを可変にできないかなと思っていて。
どういうことですか?
PCケースがスライドするようにできないかな。それが一番無駄がないと思う。
この固さだと難しいんじゃないですか?
この前のサンプルのテロテロの柔らかい素材の時はカバンに収納しやすかったわけですよ。だから、下のほうを柔らかい生地にしたらできないかな。そしたら、必要な高さだけ引っ張り上げられる。
そんなことできるのかな。できます?
うーん。ちょっと考えてみます。
それができたら一番スマートな気がする。
紐と本体を固定する部分は大丈夫なのかな?
あ、この部分ですが、使用頻度は少ないんですが、面倒くさかったです...。
腕に当たる問題は?
どうだったかな?腕に当たることはもう忘れてました。
(南さんが使ってみる。)
あれ?当たってないんじゃない?なんでだろ。
たぶんボディーバッグみたいにフィットさせてるとカバンが斜めになるので当たるんじゃないですかね。いまはショルダーバックとして使ってるので。
前回はもっと当たってましたよね。あんまり感じないですよ。
あとは、今回はサイズ変更はないですが、ファーストサンプルと比べるとカバンの幅は広くなってますので、安定するようになったのかもしれません。
確かにひらくPCバッグは当たらないもんね。
じゃ、障害がなくなったじゃないですか!このベルトもいらないですよね。取ってみてテストしてみましょう!
そして、PCケースのフタをまた考えました。
吉野さんと工場が相談して、PCケースをスライドする方法のメドがたったタイミングでまた集まりました。
最後に確認です。PCケースのフタの形をいろいろ考えたんですけど、ギュっと中にしまうことを考えると、筒のままがいいんじゃないかと思うんですが、どうですか?
問題ないと思います。
筒にしたときは、とめる方法はベルクロで考えてます。1点とめ、2点とめ。もしくは、「かわるビジネスリュック」と同じで、中にベロがあって、巻込んでとめるパターンです。
普通に考えたらベロがついてるタイプですね。一番上までPCが入るので。
センターだけとめて、左右がパカパカしちゃうのは気になるから避けたい。口は開いてほしくないです。ベルクロの幅を広くするのか、2つにするのか。もしくは、口に薄めの芯材を入れるか。
芯材を入れてもあんまり役に立たない気がしますね。それに、カバンの中にしまいにくくなると思います。芯材なしで作ってみて、ダメなら考えましょうか。
そうしますか。
では、これでサンプルを作ってみます!
次こそはうまくいく。そう期待して、またサンプルの制作依頼をしました。プロジェクトが始まって1年が経とうとしていました。長い!