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【悲劇】カバン工場が倒産!?理想のリュックはどうなる?

理想のリュックプロジェクトにまた悲劇が...。
「すいません。正直に言います。会社が倒産しました...。実は、我々もまだ状況がよく分かっていません。ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんが、今回の仕事をお受けすることができなくなりました。」
工場を決めた翌週、打ち合わせの第一声でした。申し訳なさそうなD工場の企画担当のOさんとMさん。経営に問題があり、新規の取引をすべて断ることになったと言う。来る予定だった営業のNさんは不在。携帯は会議中もずっと鳴っていて、目の前の2人はあきらかに混乱してました。
新しい工場が見つかり、結果的によい方向に向かってると思った矢先の出来事。頭が真っ白になりました。コンペまでして決めた工場です。今更、他の工場にお願いするのは難しい。
「会社は混乱しています...。すでに我々は無職です。もう給与も出ません。家族があるものはもう会社に来てません。みんな就職活動を始めてます。今日はこの状況を説明させて頂きに来ました...。本当に申し訳ありません...。
疲れきった2人の顔を見て、返す言葉はなかった。営業のNさんは、地方出張中に会社倒産を知って、お客様への説明で帰って来れなくなった。それも後日知りました。
また工場探しをするしかない。しかし、ベストを尽くしてこの工場に行き着いた。これ以上どうやって工場を探せばいいのだろう。そんなことを考えていたとき、彼らが口を開いた。
「すいません、1つお聞きしてよろしいでしょうか?我々はリュックの製造には自信があります。だから、コンペになっても勝つ自信がありました。」
「ただ、1社だけ一目置いてる工場があります。彼らが相手なら負けるかもしれない。そういう気持ちでコンペに望みました。H工場なんですが、ご存知ですか?」
初めて聞く名前でした。
「H工場はスポーツバッグに強い工場です。もし、まだ話をしてないなら、紹介させて頂きたいのですが、いかがでしょうか?」
絶望的だった気持ちに光が差した。H工場が受けてくれるかは分からない。条件があうかも分からない。でも、まだ可能性はある!
すぐにアポを取って、H工場を訪問しました。企画のOさんとMさん、そして営業のNさんも来てくれました。今までの経緯とリュックにかける想いを必死に伝えました。同席してくれた3人も制作の注意点を補足してくれました。職を失ってるのにも関わらず一生懸命話す姿に目頭が熱くなりました。感謝してもしきれない。
「倒産してしまい、我々はプロジェクトを続けられなくなりました。でも、このサンプルは我々の自信作です。是非カタチにしてください!」
「状況は分かりました。是非やらせてください。理想のリュックを作りましょう!」
工場から工場へタスキは渡された。Nさん、Oさん、Mさん、あなた達のお陰です。本当にありがとうございました。
ドラマみたいな2015年7月のはなしです。
理想のビジネスリュックができるまで
かわるビジネスリュック 商品詳細
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コグレ マサト
コグレ マサト
ブロガー。浦和レッズサポーター。好物はハラミとターボとエンガワと上シロ。Evernoteアンバサダー、ScanSnapアンバサダー、カナダアルバータ州ソーシャルメディア観光大使、カルガリー名誉市民 いしたに まさき
いしたに まさき
ブロガー、ライター、WEBマーケティングアドバイザー。2011年アルファブロガー・アワード受賞。 Webサービス・ネット・ガジェットを紹介する考古学的レビューブログ『みたいもん!』運営。02年メディア芸術祭特別賞、第5回WebクリエーションアウォードWeb人ユニット賞受賞
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