文房具の商品開発をしている文具王さん。彼の理想の手帳は市場には売っていないので、彼は手帳を自作している。
「自分の理想の手帳を作りたい!」という一言からこのプロジェクトが始まり、スーパーコンシューマーに出演していただくことになりました。
文具王さんが考える理想のシステム手帳の話を聞いて、彼の文房具への愛を感じました。この企画、面白くなりそうです!
「自分の理想の手帳を作りたい!」という一言からこのプロジェクトが始まり、スーパーコンシューマーに出演していただくことになりました。
文具王さんが考える理想のシステム手帳の話を聞いて、彼の文房具への愛を感じました。この企画、面白くなりそうです!
文具王の自己紹介
さあ、はじまりました。スーパーコンシューマラジオ。記念すべき第1回のゲストは文具王(高畑正幸さん)です。
どうも、はじめまして。文具王の高畑です。
僕が文具王さんのプロフィールを見て驚いたのは、文具王さんはテレビチャンピオンで3回優勝してるんですよね。学生のときに初優勝。社会人になって2回優勝。あのマニアックな番組で連覇するなんてすごいですよ。テレビチャンピオンではどんな勝負するんですか?
ええと、テレビチャンピオンの勝負は、カルトな歴史の問題だったり、書いた線だけ見てペンを当てるとかかなりマニアックな問題でしたね。どのペンが一番長く書き続けれるかみたいな問題もありました。あの時は、13時間30分の間、ペンで線を引き続けましたね。
13時間30分!運も体力も必要な過酷な戦いですねえ。僕が、秋葉原で文具王さんと飲みに行ったとき、文房具のマニアな話がめちゃくちゃ面白かったんです。ボールペンの先のボール部分がいかにすごいか、とか力説されてました。今日も話し出すと2時間はいきますよ。
文房具がいかにすごいかということを考えるとなかなか面白いんです。
すばらしいデザインって自然すぎて気づかなかったりしますからね。
そうなんです。僕は文房具が好きでずっと文房具ファンなんです。そして、気づいたら文房具を作ってるほうになりましたね。
店頭実演販売とかもやってますし、情報発信も分析もするので、文房具に関わることは全部に関わるようになっちゃってますね。
まさにスーパーコンシューマー!
サイトで文房具のレビューを書いてらっしゃいますが。
??。じぶんの会社の商品以外でもいい商品があったら紹介してます。
もっと自分の会社の商品を紹介しろって言われてますけど。・・・
じゃ、文具王は個人活動名なんですね
あ、でも、会社でも文具王って呼ばれてますね。名刺にも入ってますし。
ほんとや。名刺に文具王って書かれてる!おもしろいですね。今日は、そんな文具王さんにスーパーコンシューマーとして来ていただいたわけですが、普段から文房具の商品開発している文具王さんが消費者として、何か作りたいものがあるんですか?
会社ではもちろん、売れると思うものを提案するんですが・・・
実は、どうしても作りたい手帳があるんです。で、そういう話を南さんとしてたら、話を聞かせてください。となったわけです。
仕事じゃなくて?
自分用にオーダーメイドしたい!
僕が「薄い財布」を作ったとき、自分の欲しいものを追求したんです。そしたら、友達も欲しいと言い出したんです。マーケティングもしなかったし、コストも全然考えていなかった。
スーパーコンシューマーの理想のものを追求するのは面白いと思うんです。ニッチなニーズだから、商品化できるか分からないし、売れるかどうかは分からないですけどね。
文具王さんの理想の手帳
では、文具王さんがイメージしている理想の手帳について教えてもらっていいですか。
はい。いろいろ手帳を使いましたが、バイブル(聖書)サイズのシステム手帳が好きなんですよ。やっぱりバインダーで、中身を自由に追加できるのがなんだかんだ言っても便利なんです。
でも、バイブルサイズの手帳には欠点があって、一番許せないのはA4の紙が入れられないことなのです。 ビジネスではほとんどA4の紙を使いますが、手帳に入れて携帯することができません。折って入れると、開けないと何の紙か分からないのは不便です。この問題を解決する手帳を作りたいと考えています。
ちなみに、私は手帳を自作してて、これが私の手帳です。A4の紙が入るようにしてるんですけど、A4の紙の上が折れてしまってるでしょう。
でも、バイブルサイズの手帳には欠点があって、一番許せないのはA4の紙が入れられないことなのです。 ビジネスではほとんどA4の紙を使いますが、手帳に入れて携帯することができません。折って入れると、開けないと何の紙か分からないのは不便です。この問題を解決する手帳を作りたいと考えています。
ちなみに、私は手帳を自作してて、これが私の手帳です。A4の紙が入るようにしてるんですけど、A4の紙の上が折れてしまってるでしょう。
自作手帳すごいですね!ビジネスではA4の紙が主流という発想は「保存するメモ帳」とも通じますね。^^
しかし、超整理手帳ではA4の紙を入れられますよね。 超整理手帳でよいんじゃないんですか。
しかし、超整理手帳ではA4の紙を入れられますよね。 超整理手帳でよいんじゃないんですか。
超整理手帳は非常に素晴らしい手帳です。しかし、世の中ではバイブルサイズの手帳がスタンダードなので、リフィルはバイブルサイズのほうが種類が豊富です。だから、私は、バイブルサイズの高さをA4サイズにした手帳を作りたいのです。
そうすれば、A4サイズの紙を手帳に収納できます。そして、中身はバイブルサイズの手帳にします。そうすることで、豊富なリフィルを利用できます。これがイメージ図です。
そうすれば、A4サイズの紙を手帳に収納できます。そして、中身はバイブルサイズの手帳にします。そうすることで、豊富なリフィルを利用できます。これがイメージ図です。
すごいじゃないですか!
もう完成イメージが出来あがってるじゃないですか。
僕は手帳を使わない人なんですが、これってすごいアイデアなんじゃないですか?
実は前々からずっと作りたいとは思っていたのです。しかし、時間もお金もないので実現できてませんでした。これが実現すれば、ウェブサイトの地図を印刷したときも手帳に入れられます。上の空いている部分には、小物入れをつけて、小銭や付箋を入れれるようにしたいです。
すごいですね!他にも盛り込みたい機能とかあるんですか?
実はいろいろあります。笑
まず、手帳の表はジョッターにして、紙をセットしておけるようにします。そうすることですぐにメモを取ることができる。
まず、手帳の表はジョッターにして、紙をセットしておけるようにします。そうすることですぐにメモを取ることができる。
すいません、ジョッターって何ですか?
ジョッターはメモ用紙を1枚外にセットしておいて、
そのまま書き込むことができるホルダー兼台紙です。
ああ、ありますね。あれジョッターって言うんですか。
そうです。外側がジョッターになってて、外側に紙がセットできたら、手帳を開かずにすぐにメモできますよね。その機能が欲しい。
開いた内側だとダメなんですか
それだと手帳を開けないといけないので、すぐメモが取れないですよね。
それに、閉じたままのほうがメモはしやすい。
ああ、なるほど
それから、手帳の両端に紐をつけようと思っています。そうすれば、肩からかけれるので、小さなカバンのように肩からぶら下げれます。すぐにメモしたい人には、とても便利です。
僕の自作手帳も四隅に穴を開けて、首からかけれるようにしてるんです。
展示会とか行くと、鞄もってるし、名刺交換したりするので、首にかけれると便利なんです。これも実現したいです。今はハトメで穴を開けてるんですが、D管とかにできるんじゃないかと思っています。
あと、これは僕だけが欲しい機能だと思うんですが、背面にはベルクロをつけたい。
ベルクロって何ですか
マジックテープです。
私はいろいろなものにベルクロをつけています。ベルクロはモノをまとめるのにとても便利です。
たとえば、ノートパソコンに外付けハードディスクもつけられますし、携帯電話もつけれます。私のカバンの内側にもベルクロをつけているので、モノを探すのは簡単です。私の手帳の背面はベルクロです。新幹線に乗ってるときは、席が狭いのですごい便利ですよ。
たとえば、ノートパソコンに外付けハードディスクもつけられますし、携帯電話もつけれます。私のカバンの内側にもベルクロをつけているので、モノを探すのは簡単です。私の手帳の背面はベルクロです。新幹線に乗ってるときは、席が狭いのですごい便利ですよ。
うわっ、すごい。ほんとにマジックテープがついてる!
あと、手帳が開いたときに、手帳がペタッと水平に開くようにしたいのです。
しっかりしてるけど、キチンと水平になるということですね。
すごい機能満載ですね。この手帳いいんじゃないですか、すごいですよ!
バイブルサイズと超整理手帳の両方に対応しているだけですごいアイデアですが、他にも盛りだくさんじゃないですか。僕は手帳を使わない人ですが、こういう話を聞くと欲しくなってきました。笑
これはもうプロトタイプを作ってみるのがいいんじゃないでしょうか。
これはもうプロトタイプを作ってみるのがいいんじゃないでしょうか。
ここまでイメージができてるならプロトタイプも作れますね。では、次回はプロトタイプが出来たときに集合しましょう!
課題はA4サイズにすることで、上にスペースが空くことですね。ここに小物入れなどがうまくつけられれば完璧ですね。
最高の手帳のポイント
- A4サイズが収納できる高さ
- 中身はバイブルサイズ
- 胸ポケットに入る大きさ
- 表面はジョッターで1枚紙を挟める。すぐ書ける
- 肩からかけれる
- 裏面はマジックテープ