いろいろあったが、なんとか文具王手帳が完成!今日は、商品撮影のために集まりました!文具王さん(高畑正幸)と文具王手帳の写真撮影です。この手帳にはA4用紙が入ります!
ほんとうの完成品ができましたね。
とうとうここまで来たねえ。この前にできたと思ってたけど、その後もいろいろありましたね。
D管の位置のトラブル
大変でしたよ。商品が届いたので、カメラマンに撮影してもらうために、撮影指示用の撮影を僕がしてたんです。
そしたら、手帳を開いたときに、バイブルのリフィルの左下がぐしゃぐちゃになってたんですよ。撮影用に買ってきたから、キレイはずなんです。それが一瞬で折れ曲がっていたんです。
よく見てみると、D管の止める部分がリフィルと干渉してたんです。
ヤバイと思って、すぐに林さんに電話したら、林さんが海外に行ってて繋がらない。
だから、サンプルつくってくれてる職人の森さんに電話したんです。
商品製造をストップしようと思って。
森さんもいろんな検証をしてくれてたようです。でも、バイブルのリフィルを入れて、閉じたり開いたりはあんまりやってなかったんです。
D管の位置をギリギリで変えたので、昔のバージョンでは問題がなかったのに、最後に問題が起きてしまって、誰も気づかなかったんです。
森さんもいろんな検証をしてくれてたようです。でも、バイブルのリフィルを入れて、閉じたり開いたりはあんまりやってなかったんです。
D管の位置をギリギリで変えたので、昔のバージョンでは問題がなかったのに、最後に問題が起きてしまって、誰も気づかなかったんです。
D管の位置を最後に少し外に出しましたからね。
そうなんです。
森さんに状況を確認したら、革はもう染めて出来上がってて、裁断も終わってました。
めちゃめちゃ焦って、みんなにメールして状況を伝えたけど、みんな仕事してるから、これは自分がなんとかしないといけないと思って、森さんと必死に考えたんです。
メール来てましたねえ。平日なので、すぐに返事はできなかったよ・・・。
森さんと考えた解決方法は2つでした。
D管を止めている部分の革を大きくするか、D管を2つ取ってしまうか。
文具王さんに相談して、左側のD管を止める革だけ大きくする方法にしたんです。
右利き、左利きというだけでなく、右側に持つか左側に持つかというのがあるので、両方で持てたほうがいいと思いました。だから、D管を2つ取るのは避けたかった。
そのため、できあがった手帳は左下のD管を止める部分だけちょっと大きいんですね。
穴あけてたら終わってました。ほんとにギリギリ間に合ったんです。
夕方の4時に電話して、その日の夜には方針が決まり、次の日の朝には作り変えてました。
よう気づいたね。えらい。
南さんと森さんの頑張りでなんとかなりましたね。
すばらしい対応でした。
ロゴのやりとり
ロゴのやりとりもありましたよね。
小物入れのところを開けると刻印されているですよ。
いやー、カッコいい
革に刻印が入ると、物がしまりますよね。
カッコいい。
いやー、カッコいい
革に刻印が入ると、物がしまりますよね。
カッコいい。
200度ぐらいの熱で焼くんですよ。
文字をどうしようかやり取りしましたね。
そう。結局、tecyo@bungu_oにしたんですよ。
@bungu_oがtwitterのアカウントなんですよ。今回は手帳なので、tecyo。
ということは、今後もしかすると、bag@bungu_oとか出てくるかもしれませんね!
分からないですけどね。^^
手帳の使い心地は?
最近って手帳のプロトタイプを日常で使ってるんですよね。
使ってみてどうなんですか?
もちろん、すごい便利なんですよ!
まあ、自分が欲しい手帳を作ったので、当然なんですけど。笑
最初のプロトタイプを使ってるときも便利って言ってたじゃないですか。
自分で自作していたときから数えると、もうプロトタイプも6つ目とかですよね。
最近は僕らで作った2代目を使ってたんですよね。
ジョッターの紙の入れやすさは、4代目のほうがいいですが、紙をセットした後は同じですから。
思った以上にジョッターは便利!
もうメモは全部ジョッターなんですか?
通勤のときとか移動のときは、手帳を肩からぶらさげてるので、そういうときはジョッターが便利ですよ。
電話かかってきたときにも、急に思いついたときも使えますし、立ちながらメモするのも問題ないです。そして、終わってから書き写さなくていいので、すごい便利
今使っているのは、プロトタイプ2号なので小物入れはちょっと不便です。 大きさが小さくて、開く向きも逆なので。 でも、これも最新の手帳では改善されていますからね。小物入れは大分大きくなりましたからね。
今使っているのは、プロトタイプ2号なので小物入れはちょっと不便です。 大きさが小さくて、開く向きも逆なので。 でも、これも最新の手帳では改善されていますからね。小物入れは大分大きくなりましたからね。
ジョッターで書いてるときは、A4用紙を使うほうが多いんですか?
最近はバイブルリフィルをよく利用しますね。A4の紙とバイブルリフィルの紙がどっちが使いやすいか、というのは、使用方法によって変わると思いますね。
A4だと4つ折なので、8回使えますからね。縦長が意外にいいです。
使い終わったら、スキャンしてアーカイブ化する場合はA4の紙が便利ですね。
メモって完結に箇条書きすることが多いので縦長がちょうどいいんですよ。
デジタルのiPhoneも使っててすごい便利だけど、メモはやはり紙が便利。ささっと書くときは圧倒的に便利。
手帳を肩からかけるのが便利!
いつも、肩からかけてるんですか?
お店で実演販売してるときに、肩からかけてましたよ。
両手がフリーなので、名刺交換とかできますしね。
でも、実はスーツ来てて、肩からかけることに少し抵抗があったんですよ。
それは、シャツの上から手帳をかけて、その上からジャケットを着たらいいですよ。
そう!そうなんです。
僕も何日か使ってみたんです。その時に、そういう使い方したんです。
そしたら全然気にならない。出したいときにすぐ出せるからすごい便利なんです。
ガンホルダーみたいな感じです。笑
外を歩いてても全然気にならない。最近僕があみ出した使い方です。 最初、抵抗あったけど、使ってみたら便利で気にならなくなりましたよ。
外を歩いてても全然気にならない。最近僕があみ出した使い方です。 最初、抵抗あったけど、使ってみたら便利で気にならなくなりましたよ。
文具王手帳を使ってたらなんか言われます?
肩にかけてると、「それなんですか?」ってやっぱり言われますね。
手帳を開けずにジョッターでメモしているときも、「それなんなんですか?」となるんです。笑
この手帳は開けなくてもメモできるんです。なんて話したら興味を持つ人は結構いますよ。 どこで売ってるんですか?って聞かれますから。笑
この手帳は開けなくてもメモできるんです。なんて話したら興味を持つ人は結構いますよ。 どこで売ってるんですか?って聞かれますから。笑
そういうとき、何て答えてるんですか?
自分用に作ってるんですって、自慢してます。笑
使い始めて慣れていくと、これが普通になってしまいますね。 もう他の手帳に戻れないです。笑
使い始めて慣れていくと、これが普通になってしまいますね。 もう他の手帳に戻れないです。笑
すばらしい!
理想通りのモノ作り
とうとうここまで来ましたが、最初に、中谷さんと話してたときの理想のイメージに結構近くないですか?
そう。イメージにすごい近い。
個人のマニアックな要求をカタチにして、それを欲しいと思う人がいたら分けよう、というコンセプトじゃないですか。
今、手帳が完成して、文具王さんに満足していただいて、すごい嬉しいんです。
そして、この手帳に共感してくれる人が多くはないと思うけど、少しはいると思うんです。
だから、プロジェクトとしては成功してるんじゃないかな。
僕はこんなにトントン拍子で物事が進むと思ってなかった。
まあ、平坦な道のりではなかったけど、みんな時間がない中で、2ヶ月ぐらいで
手帳ができたわけじゃないですか。すごいですよ。
プロトタイプも4つ作って、進化してますもんね。
ネアンデルタール人から
ジャワ原人が北京原人に
見た目も洗練されてきましたからスマートになってます。
経緯を知らない人が見たら、多分違いが分からないでしょうね。 でも、プロトタイプ1号と2号は全然使い勝手が違うんです。
見た目も洗練されてきましたからスマートになってます。
経緯を知らない人が見たら、多分違いが分からないでしょうね。 でも、プロトタイプ1号と2号は全然使い勝手が違うんです。
今、プロトタイプ1号を見ると、ちょっと笑けてきますね。^^
懐かしい。このときは若かった。
懐かしい。このときは若かった。
でも、1号を始めて見たときは感動しましたもんね
そうそう。あの時は感動した。
また新しい次のプロジェクトもやっていきたいですね。
文具王手帳が完成!最後にまとめ
これはbeta版ですよ。
まだ進化できると思います。 アップルのプロダクトって進化していくじゃないですか。 スペックがよくなって、値段も安くなっていく。 プロダクトはそうあるべきだと思うんです。
まだ進化できると思います。 アップルのプロダクトって進化していくじゃないですか。 スペックがよくなって、値段も安くなっていく。 プロダクトはそうあるべきだと思うんです。
ということは、この手帳もスペックを上がって、値段が下がるんですか!
分からないけど、それを目指します。不可能なことではないと思います。
それも面白い!よかった。楽しかった。これから、集まれなくなるのが正直ちょっと残念。
でも、また違うプロダクトで集まりたいですね。
ありがとうございました。
撮影
収録後、ウェブサイトの素材のために、ブラブラと撮影に行きました。実は、カメラマンと呼ぼうかとか、撮影スタジオで撮影しようかとか、いろいろ悩みました。スタジオにもたくさん問い合わせをしました。 でも、結局、仲間内で撮影しました。だから、カメラマンは南さんと僕。素人2人がパシャパシャと文具王さんを撮影。場所はオフィスの近くのカフェと道路。 最後まで手作り感が満載のプロジェクトでした。
ちなみに、文具王手帳の商品写真は、こちらです。flickrに置いてます。
カフェで撮影中。気になったときは早速メモ
楽しく語っている様子
カフェで談笑
ベンチに座ってもらったり。
いくら便利でも、道路でメモを取っては危険です!
おわり
手帳が完成して、このプロジェクトは完了した。楽しかった。 雑談のときに、文具王さんがポロリとこぼした言葉がとても僕の心に残っている。
今までたくさんのモノを作ってきたけど、何の制約もなしに、単に自分が作りたいだけのものを誰かと作ったのは初めてです。 コラボ企画は案外難しく、人が集まると、スムーズにいかないことが多いんです。 でも、今回のプロジェクトは最初から最後まで楽しくて仕方ありませんでした。
最高の言葉です。これで十分大成功でしょう!