ユーザーイベントで心を動かされたスーパーコンシューマーのメンバーは「ひらくPCバッグ」を更に改良するプロジェクトを立ち上げた!
お久しぶりです、スーパーコンシューマーの中谷です!
南です。
はい。いしたにです。
吉野です。
ええと、このメンバーで何の話をするかというと、ひらくPCバッグ!改良プロジェクト!
そうなんです。初めての試みですね。
キッカケはバレンタインデーのユーザーイベント。今回も盛り上がりましたねぇ(笑)。
ひらくPCバッグとブロガーズトートのバレンタインイベントは大盛況!
http://srcr.jp/news/blog/event-20130214-report.html
盛り上がりましたねえ。みんながカバンへの愛を語ってるのを聞いてたら、なんか感極まる感じがありましたよ。
だって、中谷さんと僕がスーパーコンシューマーをやってなかったらあのイベントはなかったわけじゃないですか。
商品を愛してくれる人が集まって、すごい楽しそうに話してるのを見ると、しんどいこともあったけど、本当にやってよかったと思いました。
イベントのとき、南さんが、「スーパーコンシューマーをやってよかった。」ってブツブツ言うてました(笑)。
でも、特殊なイベントですよね。お店の人が「今日は何のイベントなんですか?」って聞いてきたので、「カバン購入者のユーザーイベントですよ。」って答えたら、きょとんとした感じで、腑に落ちない様子でした(笑)。
わははは。
まあ、特殊ですね(笑)。僕はあのライトニングトークがすべて物語ってると思いました。10人以上の人がカバンの熱い思いを語ってくれたわけじゃないですか。時間の都合で5分で切りましたけど、ほっといたらみんなずっと喋ってると思うんですよ(笑)。
わははは。
みんないろんな使い方をしてましたよね。
取っ手を作っちゃう人もいたしね(笑)。
そう言えば、イベント直前には学生さんが自作してるツイートもありましたよね。
あれはすごかった!
@eguri89 瀬戸さんの動画を見て作っちゃいました。 学生なので本物は買えないけど頑張りました。 これからも頑張って動画だしてください。 pic.twitter.com/7rtV4yth
— 福本大介 (@kacg0) February 3, 2013
ひらくPCバッグを見様見真似で自作してしまった学生さんまとめ
http://togetter.com/li/450158
多分あれはお母さんがすごいと思う(笑)。
わははは。
「社会人になって、稼げるようになったら本物を買います!」って書いてて、もう送っちゃおうかなと思ってしまいました(笑)。
わははは。
彼も自分の用途にあわせて少し変えてましたけど、本当にいろんな反応があるんです。
そういう動きが出てくるのは、作った冥利に尽きますよね。
本当ですね。
量がでたからだと思うんですが、とれるカメラバッグよりもユーザーのアクションが早い。それがイベントに反映されてたと思います。
そうですね。
あのー、僕らのプロダクトってみんなの意見を参考にしにくいじゃないですか。
えっ、どういうこと?
スーパーなコンシューマーのアイデアをカタチにしてるでしょ。乱暴な言い方をすれば、みんなの意見をあまり聞かないじゃないですか。
ああ、そうやね。
集合知じゃなくて、いしたにさんの理想をカタチにしてるからね。でも、あれだけ建設的な意見が出てきたら、取り入れられることもあると思うんです。一理あるところもあるでしょ。
そうなんです。作るときにサンプルを散々使って今のカタチがあるんですが、
実際、完成してからもかなり使ってるので、いろいろ見えてきた部分もあるんです。
もちろん大満足なんですが、僕自身も改善したいところもありますから。
それで今日集まったわけやもんね。
僕もすごい便利に使ってますよ。ずっととれるカメラバッグを使ってたけど、今はすっかりひらくPCバッグ。いしたにさんに踊らされてる感じがします(笑)。
多分そんな人いっぱいいますよ!(笑)
僕も変えたいところはありますよ。でも、使い方は人それぞれやから、みんなの意見を反映することはできないよね?
それはそうなんですけど、みんなの意見を元にいしたにさんが欲しいと思うバージョン2を作ったら面白いと思うんです。
よくなれば何でもいいんですよ(笑)。ひらくPCバッグZを作りたいな。
わははは。
あと、値段をもう少し安くできると嬉しい。
カバンの値段を下げたい!
それもいい方法があるんです。なんでかというと、すごく売れたんです。ビックリするぐらい売れたんです。
強調するね(笑)。
わははは。
実は、僕らのカバンを作ってくれてる工場がベトナムに進出したんです。
だから、これだけ売れるんだったら、クオリティを落とさずに海外で作れるんです。
そうなんや!
そしたらユーザーさんももっと買いやすくなるでしょ。やっぱりたくさんの人に使って欲しいじゃないですか。
そうなんですよね。値段は課題の1つなんです。
ずっとレビューを見てるんですけど、「すごくいいんだけど高い。」っていうのはやっぱり多いですよ。
今は日本人スタッフがベトナムに行って教えてるみたいなんですけど、予想以上に習得が早いって驚いてるんです。
あの工場がベトナムに進出したんなら、安心して任せられるやん。
いや、でも、僕らのプロダクトが作れるかはまだ分からないです。僕らの商品は日本の職人さんでも作るのが難しいって言われてるでしょ。工場自体もまだ若いですし。
なるほど。
ベトナムで調達できる生地でいいのがあるか調べないといけないし、一番大きい問題がロットです。だから、もうちょっと調べないといけないんですけど、チャレンジしてみる価値があるんじゃないかと思ってます。
もし、クオリティが低かったら止めましょう。
なるほど。クオリティにはこだわりたいもんね。
このプロジェクトのみんなが満足できることが重要なので、機会が作れたらみんなで現地工場にも行ってみたいですね。
いいですね。僕は未だに豊岡工場に行けてないですから。是非行きたい!
そして、更に進化させてよりよいものを目指したい!
たくさん売れればこういうチャレンジもできるってことやね。
そうなんです!ユーザーイベントで心を動かされましたね。
じゃ、どういう風にバージョンアップするのか詰めていきましょうか。
バッグの何を改良するのか?
ええと、いしたにさんの中にはもうイメージがあるんですか?
南さんにこの話を聞いて考えてきたんです。まず取っ手問題。自作した人には悪いんですが、あれではダメだ!
ずっと考えてたんです。取っ手を欲しいと言ってる人は、本当に取っ手が欲しいのか。それと、オレは本当に取っ手がいらないのか。
改めて考えたんですね(笑)。
取っ手があるカバンっていっぱいあるでしょ。別に僕はあれが嫌いなわけじゃないんです。そういうカバンも持ってるし、使える取っ手はいいんですよ。
そういう意味では、当時はまだ、考え抜けてなかったのかなという反省も少しあるんです。
で、みんなも取っ手が欲しいわけじゃなくて、なんか肩掛け以外のちょっと持つところが欲しいってことだと思うんです。
テンポラリーで持てるところですね。
そう。で、取っ手がなぜダメかというと、主張がすごいんです。だから、主張しないテンポラリーな取っ手があればいいんですよ。
はいはい。
もう1つあるんです。
ほりさんのレビューにもありましたが、ひらくPCバッグのベルトって斜めじゃないですか。それで重量を感じにくくなってるでしょ。
「ひらくPCバッグ」は持ち歩く書斎を実現する発明だった!
http://lifehacking.jp/2012/10/hiraku-pc-bag/
だから、取っ手を上につけて、バランスが変わってしまうのがイヤなんです。
なるほど。
てことは、この角度の取っ手があればいいんです。
なるほど。肩掛けと同じように、斜めに持てる取っ手ってことですね。
そう。そうすれば問題は解決するんです。
いいですね。
次は、カバンの足がない問題。
ああ、言われますねえ。
なぜ足をなくしたかというと、足をつけると、「カバンを足下に置いてください」っていうメッセージになってしまうからで。僕らはカバンを机の上に置いて使いたいわけですよ。で、これも同じで、主張がなくて、床に置いても大丈夫になればいいんですよ。
メッセージがあったんですよね。
そうそうそう。ただ、僕も足下に置きたいときはたまにあったんです(笑)。
わははは。
だから、カバンの底が汚れにくい工夫があればいいんですよ。
なるほど。
それから、ずっと使ってるとトップが若干ゆがむ問題。まあ、荷物を入れ過ぎなんだと思うんだけど、できるならカタチが崩れないように工夫したい。
あと、大きいという意見も結構あって、今は17インチも入るんです。15インチピッタリにしたら少し小さくできるんじゃないかな。
あと、僕がよく言われるのが、表のパンチングポケットは中が見えるから大切なものは入れにくいという意見。
ああ、そう?それは言われたことないわ。
まあ、穴が空いてますからね(笑)。
僕もそこは気にならないんですが、ここは革を使っててコストがかかってるので、見直すとコストカットは出来るかもしれないですね。
パンチング処理は大変だと言うてたもんね。
そういえば、肩掛けの紐はこれでいいのかっていう意見もありますね。
ありますね。分厚くて柔らかいから、使ってて楽なんですけどね。
革とか紐とかデザインも見直してもいいかもしれませんね。
じゃ、5点ですかね。取っ手、カバンの足、前ポケット、大きさ、ベルト。
まあ、全面的な見直しですね(笑)。
わははは。
もしかしたら全体のバランスを考えたら生地も変えたほうがいいかもしれないですね。
コストも下げたいので、素材選びのときに意識しますか。
いや、コストありきで素材を選ばなくていいですよ。海外製造がうまくいくかは、まだ分からないですから。
後の段階で調整しましょう。
そうやね。いつも通りベストなカバンを考え抜きましょう。
ベトナムが無理だったら日本で作るわけでしょ。そしたら、高くなる可能性もあるわけですよね。
いや、南さんは安くしてくれますよ(笑)。
えっ、それは僕に対するプレッシャーですか(笑)。
わははは。
初めてやね。スーパーコンシューマーでバージョン2を作るって。
いえ、Zです!Zということで僕のハートに火がつくので!
ひらくPCバッグZ!(笑)
わははは。
まとめ
では、まとめましょうか。ええと、取っ手って具体的なイメージあります?
バッグの裏側は背負ってないときは使えるんです。
その部分に、取っ手のようなものをつけたいんです。
手が入ればいいんです。
上じゃなくて、背面なんですね。
そうなんです。
底ってイメージあります?
うーん・・・。
吉野さんなんかイメージあります?
普通だったら、底鋲を付けるんですが、いきなり金属だと変なので、ゴムにするとか。
あとは、足でなくても、汚れにくい素材で底上げをするとかですかね。
布部分が下につかないようにするってことですね。じゃ、これで吉野さんに絵を書いてもらいましょうか。
よう考えたら、前のときって吉野さんいなかったんや。
はい。前回は途中から参加しました。ファーストサンプルのフィードバックからです。
そうか。じゃ、デザインも含めてバージョンアップできるかもしれないですね。楽しみだ。
では、吉野さんの図面ができたら、また集まりましょう!
お疲れさまでした。
ひらくPCバッグ
ひらくPCバッグが出来るまでの試行錯誤はこちらからお読み頂けます。