MacBook Pro15インチとミラーレスカメラが入る理想のカバンのカタチとは?会議室に籠って、ダンボールでパソコンバッグを作って具体的なカタチを考えました。工作は楽しいですが、工作と打ち合わせで3時間以上も頭を使ったので、クタクタです。
スーパーコンシューマーラジオの中谷です。
南です。
いしたにですー。
カバンプロジェクトです。ええと、このカバンは何て呼んだらええんやったっけ(笑)。
そうですね。うーん。カバン・・・、薄いカバン。
ええっ、それは違うでしょ。うすいカメラバッグですよ。
そっかそっか。で、今日はダンボールでカバンを作ります!
カバンのコンセプトの確認
はい。前回は、背中に背負うパソコンバッグと、別パーツでミラーレスカメラケースを作るという話でしたよね。
そう。それが基本コンセプトですね。
その2つをドッキングさせて1つのカバンになるので、ミラーレスカメラケースとパソコンを入れるバッグをダンボールで作っていきましょう。
そして、それぞれの大きさやカタチ、2つの接合部分を確認していきましょう。
今日は、いしたにさんが新しいカバンを持って来てますけど、
前に話してたやつですよね。
思った以上に、大きいですね。
大きいです。海外旅行もいけますよ。
これはすごいよくできてるんです。
この外のポケットって中と繋がってるんですか?
繋がってないですね。外側用のポケットです。
なるほど。
前にフタが2段階になるって言ってましたよね。
そうそう。中のポケットが上下に分かれてるんです。
縦長すぎると、奥に手が届かないでしょ。だから、フタを半分だけ開けたところにちょうどポケットが付いてるんです。
こういう考え方を取り入れたいんです。
カバンの中が分かれているわけじゃないんですよね。
そうそう、中は1つです。
今回のカバンはMacBook Air13インチを入れるわけじゃないですか。
パソコンへのアクセスをよくするために、フタは半分で折れて欲しいんですが、
反対側は折れないでカチッとしてて欲しいです。
なるほどなるほど。
フタのイメージはこんな感じなんですが、カタチは全く変わりますね。
例えば、このバッグは、全部開きますけど、ボクらが作るバッグは半分まで開けばいいですから。
それから、カバンは、縦長か横長って話もありましたね。
確か、縦長だと深くなるので、横長の方がアクセスがいいんじゃないかって言ってましたよね。
ピアニカケースの話が出たやつね。
うん。縦か横かは作って背負ってみれば、分かると思ってます。
横の斜めのステッチはすごい効果的なんです。
これで大きく使ったり、小さく使ったりできるんです。
収納量を調整できるんですね。
そうです。これもボックスにするとかなり容量があるんです。でも畳むと薄くなるでしょ。
今回はまだ厚みを決めてないんで、こういう機能が必要か分からないですが。
あのー、考えたんですけど、カバンって横からみたら長方形でしょ。
それを三角形っぽくしたらいいと思うんですよ。
だって、モノは下にたまるから、上にスペースはいらないですよね。
横から見たときに、台形ってこと?
そうそう。
そしたら、上をチャックで開けたら、パタンと開いて、
開いた状態でも使えるんじゃないですか。とれるカメラバッグみたいですよ。
南さんは、開いた状態が好きですね(笑)。
わははは。
でも、確かに、パソコンをカバンから出した後、カバンの置き場所って結構困るんですよね。
そのカタチなら、自立するかもしれませんね。
そうそう、こういったカバンって自立しないけど、三角だったら自立しそうですね。
ノマドでも大丈夫(笑)。
流行りのコトバ(笑)。
カバンを開いたまま、ペンを取れる。
うん。いいと思いますよ。
ですよね。で、ミラーレスカメラケース。
これも使わないときは中に入れちゃえるみたいな。
ああ、外してね。なるほどね。
スタンバイのときは、前に付けるみたいな。
なるほどなるほど。
そうすると、そこそこ厚みがいるな。
ええと、コンセプトはズレてないですよね?
全然大丈夫ですよ。縦か横かって話だけですね。それは作りながら決めたらいいと思います。
それじゃ、作っていきましょうか。
作ったときにまたいろいろ見えることもあるやろから。
ありそうですね。このデザインどうなんや、とかね(笑)。
そうねえ、デザインはねえ(笑)。
でも、カタチが尖ってると、あんまりイジルところがないっていうのは前回思ったところで。
キーとなるカラーを使うとかなあ。そのへんは要検討ですね。
でも、まずはカタチですよ。
そうですね。じゃ、作りますか!
やりますか。小さいほうのカタチがまだ決まってないけど、円錐のメガホンにするんでしたっけ?
いやいや、前の中谷さんの意見でいいと思いますけど。だからNEXを持ってきてますよ。
ああ、とれるカメラバッグのちっちゃいやつ(笑)。
でもね、まったく同じカタチにすると、同じぐらいの値段になりますよ・・・。
ああ。
でも、ポケット類はいらないし、仕切りもいらないので。多少はシンプルにできると思いますよ。
まあ、それも一回やってみましょうか。今の段階では、コストは気にせず理想のカバンを追求しよう。
それで、めっちゃ高くなるようやったらそのときに考えましょう。
確かに。
では、一旦ここで切って、作業に入りますー。
バッグの工作開始
ダンボールでパソコンバッグとミラーレスケースを作る。作業開始!
メイン素材は、いろはすのダンボール。
急遽カメラケースも収納できる奥行きを検討。
いつも思うが、南さんは男前な作り方をする。
ダンボールを引きちぎる勢いです。
めっちゃワイルドです。
作ってみて、MacBookを入れてみる。
意外に安定しない・・・。
なので、カタチを改良。そしたら、自立した!
いしたにさん!できました。
チェック中。
ミラーレスカメラケース
ミラーレスカメラケースは最初はハコ型だったが。 作ってるうちにカタチが変わってきた。 どういうフタが取り出しやすいのか。バッグの工作終了
試行錯誤の末、ダンボールバッグが完成!
2時間ぐらい工作してたかな。
出来ましたねえ!
毎度なんですが、南さんがよく分からないことを言うんですよね。
スーパーなんとか、とか、ちっちゃいSDカードとかね(笑)。
ああ、言うてましたね。「ここってちっちゃいSDカード入るんちゃいます?」って言うから、
みんなキョトンとしてましたよ。SDカードはちっちゃいちゅうねん。
わははは。
SDカードみたいな小さいモノが入るんちゃいます?って言いたかったんです(笑)。
はいはい。
でも、まあ、いいサンプルができましたよ!
そうですね。作ってる間にかなりカタチが変わりましたね。じゃ、説明していきましょか。
はい。まず、ええと、キッカケは、ええと・・・。
僕の強い要望として、フタが半分だけ開くようにしたいっていうのがあったんですね。
そうそう。それで、モノの取り出しやすさを優先して、結局カバンを横長にしたんですね。
横幅が広すぎるかもしれないという問題は使ってみて考えましょう。
あと、カバンを自立させるために、底面を広くして、横からみたら台形にしたんです。
最初は台形で考えていたけど、作ってみたら直角三角形だったんですよ。
でも、パソコンを入れると安定が悪くて、フタじゃないほうに倒れそうになったんです。
だから、二等辺三角形に変えたんです。そしたら安定したんです。
そうそう、2等辺三角形ならパソコンを入れたまま自立するんです。
いまは15インチを入れてるけど自立してるもんね。
してますしてます。
そうそう。もともとはMacBook Air13インチが想定だったんですが、15インチもギリギリ入るサイズにしました。モノをいっぱい入れたい人は13インチにしてもらう感じ。これでサンプルを使ってみて、15インチ対応にするか、13インチまでにするか検討します。
15インチって持ち歩くマックスですもんね。
あと、中はベルクロで仕切りを3枚つけて、4つに分けれるようにするんですよね。
はい。ペットボトルをしまうスペースもベルクロで作れます。
そうそう、PCを入れるところは仕切りを付けて別にしますよ。
あと、カバンのフタにはポケットがあって、
パスポートと通帳が入るサイズで中が見えないポケットと、デバイスとかを入れる中が見えるポケット。こっちはメッシュにしてね。
見えないポケットと見えるポケットですね!
あっ、いしたにさんがドヤ顔で言いましたね。
わははは。
そのポケットはフタが開いた状態に付けるんよね?
そうですそうです。パカッと半分フタを開くでしょ。その開いた部分の左右にポケットを付けるんです。だからカバンの内側に上下逆のポケットが付いている感じですね。
これオモシロイと思う。
ねえ。
絶対倒れない。絶対じゃないか。でも、倒れない。
今のところ倒れてないね(笑)。
そうですね。ノマドな人にバッチリですね。
またノマドって言うてる(笑)。
でも、カバンを机にポンと置いてチャックを開けたら、そのまま中にアクセスできるのはほんまに便利やと思う。
うんうん。会社に来て、ポンと机に置いて、パソコンをサッと取り出して、ポンポンとモノを取って、外出するときは、ズボっと入れて出るだけでしょ。
擬音語が多い。後でブログにするんやから、分かりやすく話して(笑)。
わははは。たしかに南さんは擬音語が多い。
ちいさいとれるカメラバッグ
で、本体もいいけど、こっちもいいよね。こっちの説明もしましょ。ええと、これ何て言うんでしたっけ?(笑)
えー、だからこれは、ちいさいとれるカメラバッグ。
これがね、すごいものが出来てしまったと思うんですよ。
ね。
始めは、とれるカメラバッグの小さいのを作るつもりだったので、小さいハコを作ってたんですね。
でも、作ってうちにどんどん小さくなって、カタチが変わってしまった(笑)。最初はハコでしたもんね。
今回、途中で話が変わったのは、
本体カバンを作ったときに、安定させるために、底の奥行きが結構あるんです。だから、カメラを使わないときはカバンに収納していいよね。ってなったんです。
そうそう。
使わないときは、本体に収納するので、防水とか考えない。
雨が振ってるときとか、長時間使わないときはカバンに入れる前提です。
もっと取り出しやすい。もっととれるカメラバッグ(笑)。
ふふふ
あかん、ええ事を言おうとしてしまう(笑)。
言わんでええよ!
はい・・・。それで、フタをできるだけ開けやすくしようと考えたんです。
そうそう。
スーパースタンバイ!
あのー、これってボクらは盛り上がってるけど、後で音声を聞いてもオモシロイんですかね?
知らん。でも、ダンボール作りが楽しかったんやろな、っていうのは伝わるんちゃう(笑)。
それで、スーパースタンバイ、もっとスタンバイ?
これの最大の特徴は、カメラってシャッター押すところを右手で持つわけじゃないですか。
その取っ手部分が、外に出ちゃってるんです。
うんうん。ケースから出てるんよね。
そう、半分出てるんですよ。液晶とかレンズはおさまってるけど、取っ手は出てるんです。
だから、カメラを取って、写真を撮るまでの時間がめちゃくめちゃ短い。
0.01秒!
わははは。0.01はどっからでてきてん。
スタンバイ状態です。スタンバイ。
スタンバイってコトバは定着してきましたね。
誰に定着したん?
えっ・・・、僕とか・・・。
知ってるよ!
それで、僕が、メーカーによってボディの厚みが違うことを指摘したら、
ミスタースーパースタンバイがドヤ顔でそれも解決してくれたわけですよ。
ベルクロで長さを調整できるようにするんです!
ソリューションはだいたいベルクロやけどね(笑)。
大きさをベルクロで調整できるようにしたら、だいたいどんなメーカーにでもあうんじゃないかと。
うん。この2つのバッグ。
まだダウンボールで作っただけやけど、いい感じなんちゃいます?
いいと思いますよ。
前回までの経験が活かされて、無茶なことを言わない空気もできてましたし(笑)。
でも、今までの経験から言うと、こんな簡単に終わるわけがない(笑)。
わははは。
ここからサンプルとの戦いが始まるわけですよ。
前回は1年かかってますからね。今回ってまだ3週間ぐらいですよ(笑)。でも、カバン作りには慣れてきてますね。
まあまあまあ。
あと、一番課題やと思ってるのは、ちっちゃいやつ。スーパーなんやっけ。
もっとカメラバッグ。ん?
わははは。
もっととれるカメラバッグ。
このフタをどうやって簡単に片手で開けるか。そこがポイントやと思うんですよ。
固定しないとあかんけど、取り出しやすいカタチね。
そのままでもベルトに付けられたりとか。
うんうん。いいじゃないですか。
合体ですよ。夢ですよ。
オトコの夢ですよ。
昔のカメラバッグにも付けられるし。ベルトにも付けられるしね。
ガンダムでいうところのコアーファイターになるわけですよ。
これ、サンプルが楽しみやわ。
・・・僕はガンダム分からんから、コアーファイターが何か分からん・・・。ハローってガンダム?
わははは。
だから珍しく反応せんかったんや。
じゃ、これを持ってカバン工場に相談に行くと。
えっ、もう行きます?サンプル?
行かない?まだ早い?
行きましょか。
分からないですよ。このダンボールで工場の人に説明したら、「いいじゃない、作ろう!」って話になるかもしれないですよ。
めっちゃ駄目出しされたら、もう一回がんばろう(笑)。
カバン工場にみんなで行く?
サンプルが出来上がったぐらいに、みんなで一回豊岡のカバン工場に行きます?
あっ、行こうか!
ああ、そうですね。いいですね。
城崎はカニがめっちゃウマいですよ。
えっ、カニ目的?
えっ、城崎なんですか?
豊岡は城崎の隣ですよ。
ああ、そうか。ええと、京都の横ですよね。温泉ですね。
そうですそうです。
車で行くんですか?
いや、行かないですよ(笑)。車だと遠いですよ。サンダーバードとかいう特急です。
たぶん、車だと8時間でつきますよ(笑)。
うん。工場には行きたいですね。実際、南さんが工場の人にどう伝えているのか見たことないので、
見てみたいです(笑)。
わははは
ちゃんと伝わってるのかな。
チェックされるんですね。恥ずかしいな・・・。
えっ、どうやって伝えるの?
えっ、いまテストされてるの?
違う違う(笑)。進め方の確認。
ああ、カバン工場の方が東京に来られたときに、今回の話は伝えますよ。
それで、サンプルラインがあいたときに作ってもらって、サンプルが完成した頃に行くんがいいんじゃないですか?
いいじゃないですか。
でもね、このダンボールは本当にいいと思う。
確かに。いいよこれ。
いけそうな気がする(笑)。
笑
どんなサンプルになるか楽しみ。じゃ、今日はこんな感じで終わりましょうか。長い間、お疲れさまでした。
お疲れさまでした。