MacBook Pro15インチ用バッグのサンプルを制作中だが、決めないといけないことがある。それは素材とカラーと全面ポケット!毎回悩むプロダクトのデザインについてです。
こんにちはー。中谷です。
南です。
いしたにです。
吉野です。
今日はこの4人ですね。早速はじめますか!
おっ、今日は前置きなしですね(笑)。ええと・・・、なんだっけ・・・。
わははは。
そうそう、もうサンプルを依頼してるんですが、決めないといけないことがいくつかあるので、今日はこの場で決めたいんです。
外側のポケットですか?
それもあります。
ポケットは案を考えてきたので、デザインと機能をみんなに確認したいんです。
じゃ、まずポケットからいきますか。吉野さん説明してもらっていいですか?
カバンのポケット
はい。これが図面なんですけど、上半分で折り返すので、下半分にポケットを付けようと考えています。
うわっ、実寸代の図面だ。すごい!
はいはいはい。
とれるカメラバッグでは透明なポケットでオリジナル性を出してましたが、
今回は革でパンチングポケットを作ったらどうかと思っています。
パンチングにすることによって、ちょっとスケルトンになるので、中に入れているモノが少し見えますし。
なるほどなるほど。
普通のポケットって、携帯を入れたら音が聞こえにくいんですが、
これだと音が聞こえるので安心だと思うんです。
うん。いいですね。
いろいろとパターンを問い寄せてるんですけど、いしたにさんはどれがいいですか?
穴のカタチによって印象がかなり変わってくるんです。
変わるねえ。
たぶん四角がいいだろうなあ。
いろいろ試した結果、今のところ最終候補がこの2つなんです。でも、まだ変えられます。
穴が小さいとパンチングかピンホールなのか分からないので、これぐらいの大きさはあったほうがいいと思います。
そうですね。これぐらいのサイズでいいと僕も思います。丸だと女の子っぽいんだよなあ。
そうなんです。ちょっとカワイクなりますね。
これってパターン化されているんですか?
はい。パンチングの元があります。
1からパターンを作ると高くなるので、この中から選びたいと思っています。
なるほど。いいと思います。じゃ、この作ってもらった四角パターンで。
おっ、あっさり決まった(笑)。
あ、そうですか。いまは工場にはこの2つで考えているという話をしてますが、まだ変えることはできますよ。大丈夫ですか。
大丈夫です、この四角でいいです。
ええと、今考えているのは1つのパターンで次のサンプルを作って、革の端切れで別バージョンのパンチングポケットを作って比べようと思っています。
ああ、なるほど。2パターン選べるということですね。じゃ、四角でサンプルを作ってもらって、端切れを丸で作りましょうか。
この紙で作ってもらったパターンでいいです。
分かりました。
どんどん決まる(笑)。
このポケットはファスナーで開くようにしようと思っています。
詳細は工場と詰めているところなんですが、ファスナーは出来るだけ隠れるようにします。
分かりました。ええと、ポケットって半分だけなんですか?
はい。半分だけにしようと思っています。革を全面に使うとかなり料金が上がってしまうので・・・。
なるほど。オッケーです。
なんか、進め方が本格的になってきたね(笑)。
今までこんなん何も考えないで、「いい感じにしてください」って工場に言うてたのにね(笑)。
わははは。確かに(笑)。
このパンチングはいいですね。ピンバッチが穴を開けずに付けられる!
あっ、いいですね!
生地
次に素材なんですが、これがファーストサンプルを作ったときの生地の台帳です。ここからカラーを選んでもらえればと思っています。
いろんな生地を検討したんですが、この生地が一番いいと思うので、この素材でカラーを考えようと思います。
このシワの感じがいいですね。
面積が広いのでシワがないと、オジサンっぽくなってしまうんです。
(カラー台帳とにらめっこ)
うーん、カラーは難しいですね。
ファーストサンプルのカラーはこれですよね?
そうです。
あのー、吉野さんと相談してるんですが、ブラックと茶系がいいんじゃないかと思っています。
個人的にはナスがいいなあ。
ナスってなすびみたいな色ですよね?
そうです。ナスはキレイなんですが、かなり黒に近いのと、ちょっとオシャレ度が高すぎるかなと(笑)。
あえて、そこを攻めるかってところですね(笑)。
わははは。
でもね、写真を撮ったときに色の違いが分かるかどうかか微妙なんですよ。
それはまあ、分からなくてもいいかな。
あと、テープのカラーはあまり種類がないので、たぶん黒かチョコになると思います。
なので、それと合うかっていうのは考えないといけないです。
そうですね。テープは黒になるでしょうね。
(考え中)
個人的にはナスがいいなあ。
それか、黒と対比して、思いっきり明るくするか。
ただ、一般的に販売されているメンズバッグって、明るいカラーはそんなにないですよ。
かといって、黒いの2色だと2色にする意味があまりないですよねえ。
そうですね。
私はブラウンかダークブラウンがいいかなと思っています。
あと、ファスナーと糸は自由なカラーを選べるので、そこでアクセントを利かせることもできます。
(ダークブラウンを確認中)
うーん。ダークブラウンも難しい色ですよね。僕は好きですけど。
キレイな色だと思いますよ。
吉野さんが今までいろんなプロダクトを作ってて、メンズバッグで売れるカラーって一般的には黒と何ですか?
あのー、ナスいきません?(笑)
じゃ、ナスでいこっか(笑)。
わははは。ナスでいきます?ま、アリかもしれないですけど(笑)。
ナスとダークブラウンっていうのが超攻めてる感じですね(笑)。
えっ、ナスとダークブラウン?黒なし?
わははは。
黒なしはダメでしょ。やめてくださいよ!(笑)
わははは。でも、2色展開で黒を押さえるなら、1色はチャレンジしていいんちゃうの。
じゃ、黒とナス?
実際、ナスは黒との違いは分かりにくいと思いますよ。ナスは1個だけでいいよ。僕のだけあったらいいですよ。(笑)
わははは。いしたにさん用ですか。
セカンドサンプルで雰囲気を見てもらって、カラーを再検討でもいいとは思います。
たとえば、ブラックとナスにして、ナスをステッチを変えるのはどうなんですか?
ベーシックと冒険!
僕はナスを入れてくれるなら全然いいですよ。
ていうか、カラーってまだ決めないでええんちゃうの?
今決める必要はないんですけど、サンプル作るときに生地も試したほうが雰囲気が分かるでしょ。
たとえば、今回のサンプルをナスで作ったら、ナスの感じが分かるじゃないですか。
ああ、なるほど。そりゃそうやな。素材台帳で見るのと、カバンになった状態で見るのって全然違うもんね。
じゃ、次はどのカラーでサンプル作りますか、ってことね。
黒はイメージできるので、黒は確定でオッケーです。
たとえばナスだったらステッチは何色がいいんですかね。
ナスで白ラインとか攻めた感じですね(笑)。
汚れが目立つ白を選びますか(笑)。
白っぽいのがよければ、グレーにするのもいいと思います。
じゃ、ナスでラインを変えてサンプルを作りますか。
ファスナーはどうしますか?
ファスナーの色はラインのカラーと同じにすると、キレイと思います。
そうですね。はい。それで大丈夫です。
攻めた感じでサンプルを作ってくれると嬉しいです。
分かりました。じゃ、それでサンプルを作りましょう。
色を攻めてサンプルを作る!
これで結構問題を潰せたと思いますよ。
そうですね。完成に近いですよ。
えっ、もう完成?(笑)
ミラーレスケース再び?
でね、
どうしたんですか?
ミラーレスケースがやっぱりやりたいんです(笑)。
えっ、前回諦めるって行ってたじゃないですか(笑)。
まあ、諦めるでもいいですけど、ちょっとやってみたいと思ったのが、あのまんまのカタチで1/3のサイズにする。
ああ、なるほど。とれるカメラバッグを小さくする。
そう。そのまま小さくする。
前のはiPadサイズでしょ。それをスマフォンサイズにする。
なので、文庫をスマフォンとミラーレス!
はいはい。
ベルトのところをベルト通しにしちゃって、普通にベルトにも付けられる。
上のフタも同じカタチ?
そう。そのまんま一緒です。
うーん。いいと思うんですけど、それが、成り立つのか分からないですね(笑)。
そう、それが僕も分からないんですよ(笑)。
わははは。
うーん、手間が変わらないので、値段があまり変わらないのが心配です。素材代は少し安くできるかもしれないですが。
まあ、小さいから作るのは余計面倒になると思うんですよ。
だから、工場とか南さんが「うん」と言ってくれないとダメなんだけど。
たとえば、数量限定でも作れたらオモシロイなと思って。
とれるカメラバッグの小さいヤツかぁ。
小さいヤツかぁ。
(考える南さん)
ちょっと考えてみます。
険しい顔しとる(笑)。まあ、カバン本体の進捗もあるし、工場の人と相談して決めたらいいんちゃうかな。
そうですね。
はい。それで大丈夫です。
元祖を知ってる人にはすごいカワイイモノになりそうですね。
小さいランドセルみたいな感じですね。
そうそう。そういうイメージです。それなら、今のとれるカメラバッグに付けても大丈夫だと思うんです。
本日のタスクは終了!
今日決めるべきことは全部決まったんちゃう?
そうですね。
じゃ、終わりましょうか。次回のサンプルに期待やね。
今日の内容が反映されるの?
今まさにサンプルを作ってもらってるので、工場の進捗次第ですね。
ポケットはこのパンチングで作ってもらいますが、すでに進んでいたらカラーはナスにはならないかもしれません。
なるほどなるほど。了解です。それでは終わりますか。お疲れさまでしたー。
お疲れさまでしたー。