橋本大也さんとの雑談が面白かったので、雑談を録音することにしました。渋谷カラオケボックスで収録してます。
橋本大也さんと話してると何かが生まれそうな気がしてきますね。学生さんの話も面白いのでもうちょっと聞かせてください。
今の大学生ってどんな感じなんですか?
秋葉原のデジタルハリウッド大学の学生はいわゆるデジタルネイティブなんです。
学生さんは何歳ぐらいですか
18歳から22歳ですね。
デジタルネイディブって言葉は一般的なんですか
そうですね。だんだん一般的になってきてますね。
もともとはドン・タプスコットっていう先生が言い始めたんです。
生まれたときからデジタルに囲まれている世代はやっぱり考え方が違うんですね。
ドン・タプスコットさんは息子がいるんですけど、その息子とハッブル望遠鏡を見てたんですね。宇宙が家のパソコンから見えるわけです。
そうすると、教授は、「どうだ、インターネットってすごいだろう。」ってテクノロジーについて熱く語るんです。でも、子供は、「火星ってすごいね。」って言うんです。
ああ、なるほどー
僕らの世代はデジタルイミグラントで、途中からアダプトしてるので、
どうしてもテクノロジーに興奮しちゃうんです。インターネットにワクワクしちゃうんです。
でも、デジタルネイティブ世代は、途中のテクノロジーではなく、見える火星にワクワクしちゃうんです。
僕らはiPhoneいいよね。とか熱く言いますけど、実は大学生ってiPhoneあんまり使ってないんですよね。4年生の就職のときに、遅れないように一斉に買いだすんです。学生中にiPhoneについて熱く語るのは基本的にオタクです。
興味深いですね。
僕らはテクノロジーに一喜一憂する世代なんですね。
大学のときに、ウインドウズ95が出て、テクノロジーの進化を目の当たりにしてますもんね。
デジタルネイティブ世代から見ると、僕らはテレビ自体に興味持ってるように見えるんですかね(笑)。
電話とかね。
そうかあ。学生さんのほうが本質を見てるんですよね。
学生さんと話したら面白そうですね。
ショック受けそうですね。
学生は結構アナログなものに興味持ってたりしますね。
ある種、逆輸入みたいな。
一度、デジタルに行って、またアナログに帰ってきているような気がします。
それがデジタルネイティブ・クラシックみたいな気がしてるんですよね。
デジタルネイティブ・クラシック!
それ、流行らしましょうか!(笑)
学生さんとモノ作りの話をしてた何か生まれそうですね。
まさに世の中にないものですね。
デジハリはデジタルクリエイターを育てる学校なので、
たとえば、ウェブプログラマー向けの文房具とか考えられるんじゃないですかね。
他にもブロガーとかソーシャルネットワーカーみたいな新しいロールモデルや職業に対して何か考えると面白いかも。
10年前にはなかった職業ですからね。
新しい役割には新しい需要がありますもんね。そういう人たちにとって便利なものって考えられそうですね。
たとえば、検索を支援する文房具とかね。
おもしろい!
普通はソフトウェアで解決しようとしますもんね。
それをハードウェアで解決できるといいですよね。
右で右のディスプレイを見て、左で左のディスプレイを見れるメガネとかね。
なんじゃそれ(笑)。
でも、そういう発想が大切なんよね。デジハリの学生さんとそういう話とかできるもんなんですか?
できますよ。一緒に話すれば、彼らの体験から得るものはあると思いますよ。
あんまり、インターネットとかは使いこなしていないみたいです。
必要最低限使ってるイメージです。
僕らは一生懸命学ぶじゃないですか。
彼らはそんなんじゃないので、そういう違う価値観や違うライフスタイルに提案はできると思うんです。
おもしろいな!
すごい、いいですよ。若い人にモノ作りってハードル高いじゃないですか。
経験もないし、お金もなかったりしますからね。
でも、僕らに見えないアイデアがありますよ。
これもやりますか!
やりましょ!
おっ、やれますか!
産学連携!
デジハリの橋本研究室でやりましょう
産学連携!
おおっ、スーパーコンシューマーはデジハリに潜入しますか!
スーパーコンシューマーは展開速いですね。
いろんなものが生まれてきてますよ。
これからどうなるか全く予想できないですね。
楽しくやっていきましょう!
雑談と言いながら、産学連携という話になってしまいました。
スーパーコンシューマーは引き続き頑張っていきます!
橋本大也 / マーケティング戦略コンサルタント
ITビジネスの起業家。早稲田大学在学中にインターネットの可能性に目覚め技術ベンチャーを創業。主な著書に「情報力」「情報考学―WEB時代の羅針盤 213冊」「新・データベースメディア戦略。」「アクセスを増やすホームページ革命術」等。(株)早稲田情報技術研究所取締役、(株)日本技芸取締役、多摩大学大学院経営情報学研究科客員教授等を兼任。
ITビジネスの起業家。早稲田大学在学中にインターネットの可能性に目覚め技術ベンチャーを創業。主な著書に「情報力」「情報考学―WEB時代の羅針盤 213冊」「新・データベースメディア戦略。」「アクセスを増やすホームページ革命術」等。(株)早稲田情報技術研究所取締役、(株)日本技芸取締役、多摩大学大学院経営情報学研究科客員教授等を兼任。