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スルメのブックカバーに学生が困惑

アイデアマラソン発想法の樋口さんから溢れるアイデア

デジハリ大学と産学連携 /
アイデアマラソン発想法の樋口健夫さんが特別ゲストとして参加。学生の考えたアイデアに対する斬新なフィードバックが止まらない。想定外のフィードバックに学生が苦笑するシーンが何度もありました。笑

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アイデアマラソン樋口さんの溢れるアイデア
スーパーコンシューマーです。デジタルハリウッド大学に来てます!
もう4回目ですね。
4回目ですね。人数が毎回増えてますね。笑
デジハリ大学04 学生さんたち
今日はごっつ多いですよ!
最初3人だったのにね。
今日は11人です。
これはいろいろ大変だ!
机が遠くなってる。
みんな声を大きくお願いします(笑)。 今日は学生さんも増えてるんですが、スペシャルゲストにも来て頂いてるんです。

アイデアマラソン

アイデアマラソン研究所の樋口健夫先生です。
よろしくお願いします。
アイデアマラソン発想法の樋口健夫さん
パチパチパチ
アイデアマラソンで検索すると、何十冊も著書が出てきますが、 アイデア発想術の専門家です。 いろんな大企業でアイデアマラソンは採用されているんですが、たとえば、ジャパネットたかたでは、たかたさん以外の全社員が毎日アイデアマラソンメソッドをやってるんです。
あの急成長の秘密は樋口さんのアイデアマラソンにあるんですね。
そうなんだ。デジハリでは授業してるんですか?
6年間連続でゲスト教員として来てもらってます。
橋本先生のところに来るのは本当に楽しみにしてます。 ここに来るときは、1週間前から体調を整えて、この1時間30分に全力投球で望んでいます。 最大の声、睨みつけ、大げさなジェスチャー、過激な言葉で出し切ります。今日受けた人は血圧が上がったでしょうね。笑
わははは。今日はみんな受けたの?テンション上がってるの?
上がってますね。笑
血圧も。笑
わははは
そんな樋口先生に今日はいろんなアドバイスをいただくという感じですね。
樋口先生が発案したプロダクトはたくさんあるの我々の大先輩です。
今まで3つのアイデアがあるんですが、それぞれに鋭い指摘があるかもしれないですね。
おお、怖い。
最初は誰が行きましょうか。
はい!
わははは

コインケース

おっ、じゃいきますか。
松下セオです。前回はお休みしたんですが、ブレスレッド型のコインケースが欲しいと思って、是非商品化したい!と思って案を出しています。 細くて、カッコいいモノが作りたいと考えています。 カタチはいろいろ検討したんですが、マジックテープで付けられるタイプとベルト型の2つで考えています。 デザインはまだなんですが、素材をWikiで調べたところ ポリエステルとナイロンでバッグとか服が作られることが多いみたいなので、 それで作ったらどうかなと思っています。 大きさはこのリストバンドは10×14cmなんですが、 これだとコインケースとしてはあまり入らないので、もう少し大きくなると思っています。 15×14cmぐらいと思っています。 外側ですが、ファスナー案、ボタン案の2つで考えています。 ざっくりですが、以上です。
デジハリ大学04 セオくん
僕が思ってたより大きいんですが、小銭はどれぐらい入れるの?
500円で買ったときのお釣りが問題なく収納できるようにしたいです。たとえばペットボトルを買うと、お釣りは大体350円。それは問題なく収納できるようにしたいです。あと、鍵も入れたいです。ただ、鍵入れみたいに中を区分けしたりすることは考えていません。 僕だったらリップクリームが入れたいんですが、別に入れていいと思うんです。
手首じゃなくて、手の甲にしたら? 今は、手の甲は使われてないけど、江戸時代は使われてたんです。脚袢(きゃはん)で日焼けをしないようにね。 たとえば、手の甲にはコインでなくお札を入れるとかね。
だったらグローブ型がいいんじゃないでしょうか。
そうすると、指の繊細さが失われてしまう。
指をカットした感じはどうですか?
それはいやらしい。
わははは
手の甲だとカッコよいモノが作れると思う。
中指にリングをはめて、リングに布が付いているような感じですか?
そうそう。外側はメモ帳になってもいいしね、ペンが付いててもいいしね。 500円玉のお釣りはもうポケットに入れるとかね。
デジハリ大学04 樋口さん3
もともとマラソンとかにちょっと持っていくイメージだったので、半そでをイメージしたんです。
いや、長袖でもいいんですが、最初は運動するために作ろうと考えていて、 手の甲にあると、走ったときに重みを感じてしまうかもしれないです。
かもしれない。
違和感があるのがイヤなんですけど、リストだったら気にならないかな。と思ってるんです。
もしリストだったら、僕だったら時計の下に入れてしまうね。 最悪のときのために、時計の下に500円玉を2つ入れておくとかね。
あ、それでもいいですね。
あのー、ちょっと前に新聞で見たんですけど、実は類似品があるんです。 手の甲に付けるタイプのモノもすでにあります。同じようにコインとか鍵が収納できます。 やっぱり、作っていくことを考えると、世の中にすでにあるものを作っても仕方ないので、独自の価値をつけていくべきだと思います。 まだ学生さんですが、これから社会に出て行くので、 競合調査というのもしっかりやってもらったほうがいいと思います。
いっしょに東急に見に行ったときに、リストバンドに携帯を入れられるものがあったんです。 それから、先週はセオくんが来てなかったので、セオくんに見せれてないんですが、 リストバンドにチャックがついてて小銭が入ってて、汗も拭けるのが通販で980円であったんです。 この980円に勝てるかと思って、写メを撮ってきたんです。
そういう調査は本当に重要ですよ。特許を取られてたら、売れてから訴えられて損害賠償を払うことになるので。
コインを持ってないんだけど、突然コインが現れる手品みたいなモノができたらいいんじゃない。笑
手品型というのはありますよ。
あ!袖の下! 袖の下って悪い意味もあるから面白い!
わははは
お金を落としたら気づかないかもしれないので、ちゃんと気づくようにしないとダメですね・・・。
調子よく袖から小銭が出てくると、お釣り渡すときカッコよくない?笑
近所のコンビニのお姉さんと仲良くなりたいとき。
わははは。下心ですか。
でも、500円取り出したいのに10円が出てきたらちょっと恥ずかしいですね。
デジハリ大学04 アイデアマラソン発想法の樋口さん2
いかがですか?
まあ、ちょっと・・・。その。もう一度ちょっと考えてみます。
袖からポッと500円でてくるのは面白いよ。絶対ビックリするから。
でも、運動とは関係ないのかな。と・・・。
楽しいでしょ。もう一回やってくれとなるでしょ(笑)。 日本人でビックリするんだから、アメリカ人に見せたらもっとビックリするでしょ。うけるに決まってるよ!
機能性よりおもしろさなんですね。(小声)
・・・じゃ、次!
わははは
どっち行きましょうか?

ブックカバー

デジハリ大学04 島名くん
じゃ、僕がいきます。島名です。 僕が作りたいのは、サイズ変更ができるブックカバーです。 前回は布で折って、マジックテープで止める案を出したんですが、家で検証してみたところ、難しいことが分かりました。 布も結構高いみたいなので、思い切って皮でいこうと思いました。 皮をボタンで止める方法で考えています。
皮に素材が変わったのと、止め方をボタンに変えたということ?
文字を書くときに、ボタンの段差で書きにくいよ。
あくまでもブックカバーなので。
ああ、ブックカバーね。
本を読むときに、ブックカバーの厚さが気になるかもしれないです。 ボタンだとボタンの厚みがあるので、ちょっと分厚いブックカバーになってしまうかもしれないです。
そもそもの質問ですが、ブックカバーをつける理由はなんですか?
本を大切にしたいからでしょ。
でも、本屋で紙のブックカバーをつけてくれるじゃないですか?違いはなんなんですか?
私だったら、電車の空き時間で本を読むときがあるんですが、 何を読んでるか分からないこと。あと、日焼けから守られることですね。
ブックオフで高く売れるため。
ああ、なるほど。ただ、普通に買っても紙のブックカバーがあるじゃないですか。 その差をちゃんと考えたいです。
紙のブックカバーだと書店の名前とか入ってると思うんですが、 先週、橋本先生がおっしゃったみたいに、魅せるブックカバー、デザイン性だと思います。
だいたい、ブックカバーは本のカタチになぞってる必要はないと僕は思ってる。 本からでしゃばったカタチが面白いでしょ。 僕が昔に作ったノートカバーは仕掛けがあって、本を読むと人形が出たんです。 なんのためかというと、海外の空港で子供たちがウロウロしてるんです。 それをビックリさせてやれと思って、キティちゃんが出るようにした。 そしたら海外の子供にうけて、お客に食事に呼ばれたときにもやってみたら、これまたウケタ受けた(笑)。 受け狙いですよ。
デジハリ大学04 南さん
電車で前の人が本を読んでて、何を読んでいるのかなと思ってみてたら、急に人形でてきたら受けるでしょ。 これはうけるよー
わははは
そして、スッと消すんです。なんだったんだ今のはってなるでしょ。
わははは。確かになんなんだと思いますね。笑
あ、それからね、本を読んでいる下でペースメーカーみたいな振り子をつけるとか。
振り子が付いてるんですか?
ああ!ペースを確認する!それ欲しい!
そういえば、先生も同じようなことを言ってましたね。
そう、僕も授業で同じようなことを行ってて、ペースを確認しながら読書をすると早く読めるようになるんです。
電車で前に座っている人が振り子を持ってたら眠くなっちゃうよね。笑
催眠術みたいな。笑
ブックカバーに尻尾がついてるとか。尻尾つけたらあかんのか?楽しいよね。
わははは
島名くん、なんかしゃべってよ。どうなん?笑
いや・・・(苦笑)、考えてたより難しい。
あのー、真面目な発想でいくと、素材について1週間考えてみたんですが、 1つできる素材があって、アルミホイル! アルミホイルならできちゃうんです。
ああー
それ面白いわー
折り目は残りそうですね。
でも、まあ、たぶん固定はできますね。
昔のカメラをフィルムを入れるような・・・。 あ、みんなピンと来てない。笑
デジハリ大学04 森下さん
なんか食べるものでブックカバーできない?
わははは
食べるもの?
スルメのブックカバーとか。ところどころ剥がしていって。
食べるんですか?
わははは
サイズを戻すことができないですが。
最初はスルメが2枚付いてるんですよ。読みながら、スルメ食べれるでしょ。
これもう、ゼロベースすぎて、島名くんがキョトンとしてますけど。笑
わはははは
日常使う機能的なものじゃなくて、時々使う面白いものになってますけど
そのほうが絶対いいと思う。 受け狙いのほうが面白い。それを見ただけで、3時間ぐらいみんなハッピーだ!
ええと、もともと自分の作りたいものを作ろうというコンセプトだったんですが、みんなが売ることを意識していろんな意見を出してるから、平均的なアイデアになってきてると思う。 そもそも、作りたいものはなんですか。っていうスタンスですよ。 でも、素材選びもカタチにしても売れることを意識しすぎてると思う。 世の中にないものを作ろうとしてるのだから、自分が出したアイデアがすでに世の中にないかをしっかり競合調査しないとダメですね。 スルメのブックカバーは僕も想定外でしたが(笑)、もう少し違う軸でも考えたほうがいいかもしれないですね。 まあ、スルメのブックカバーってブックカバーじゃなくてスルメな気がしますね。笑
わははは
スルメカバーだ! あ、スルメのしおりだったりしてね。
それ、ありそう!
ブックオフには売れないですね。笑
わははは
デジハリ大学04 橋本さん
サイズ変更できることがそもそものスタートだったと思うんですが、 その肝心な部分を飛ばして、細かい部分だけを考えている気がする。 素材とか売れることを考えたりね。 どこまで戻るかというのはあるけど、ちょっと戻ったほうがいいんちゃうかな。 止め方をしっかり考えてから、デザインがあると思うんですよ。
竹の皮でもいいよ。木の板とか。お弁当入れる薄いヤツで。
なんか、森ガールが持ってそう。
それはそれで面白そうですね。
思い切って、ガラスでやるとか。
ガラスか、落とすと割れる。笑
落とさないでください。って書いとこう。
ヒノキとかだと匂いがいいですね。
消臭っぽいですね。
フィトンチッド (phytoncide)。殺菌なんだね。 それで本を読むとカゼをひかないとか。
の成分ですよね。
ああ
集中力が高まるらしいです。
畳か!
素材でユニークさを狙うのもいいよね。 ブックカバーの最大の問題は、手でブックカバーを持たないとダメでしょ。 だから、指が入るようにしたらいいんだよ。 グローブ型のブックカバー。 裏からページをめくれるとかね。
電車で片手で固定できますね。でも、ページがめくれない。笑
それを片手でめくれるような機能を!
それは考えたことがある。オートページメクラーというのを作ろうと思ってる。設計もしてるんです。
いま、調べてみたら、畳のブックカバーはすでに販売されます。
だから、商品価値があるものなんだよ。需要があるんだよ。
そうですね。おおー、完売してます。
さめの皮や魚の皮がこれから流行るんだよ。 動物保護で、皮が取りにくくなってくるんだよ。 だから、鮭とかマグロとかカワハギの皮をラミネートして使うとかね。
鮫肌とか!
わははは
鮫皮は競泳用の水着でなかったですか?
あれは、デザインだよ。
そうそう。笑
今日は大変ですね(笑)。どうしようかな。もう一回考えましょか?
わははは。ごめんなさい。僕がややこしくしちゃったね。
私もダメ出しされる気がする・・・。
いえいえ、今までコツコツやってましたが、モノの考え方みたいな大前提がドカッときたので、みんなグラグラになってきてると思うんですけど、まあ必要なことだと思います。
フルボッコにされる覚悟ですね。
ただ、でも、やっぱり、具体的になればなるほど、いろんなことを考えないとダメなんです。 僕も今までたくさんのモノを作りましたが、具体的になったときにネットで調べると もうすでにあったり、普通にたいしたことなかったりするんです。 なので、これはステップだと理解して、それを超えて、次の段階にいくように進めていけばいいと思います。
そうだと思う。本当にそうだと思う。
どうですか?
なかなか、考え方の甘さを痛感しました・・・。
それを感じられることはすばらしいことだと思います。
なんでですか?
そう思わなければ、進歩しないでしょ。
サイズを変えること不可能なんですかね。
いや、不可能なことはないと思う。なんか方法はあると思う。
市販のブックカバーは1つのサイズだけしか入れられないので、違いサイズを入れたいというのが最初のキッカケなんです。
そのニーズはあるし、みんな共感したところだと思います。 でも、それをどうするかというのが一番重要で、それを追求しないといけない。 皮でブックカバーとなると競合多数なので、何で差別化するのか考えないといけないですね。 コストになると、僕らは小ロットしか作れないので、勝てないので、なにがしらのオリジナルのアイデアが必要じゃないでしょうか。
皮でサイズを変えるのは難しいんですかね。
難しいかどうかを検証できてないですよね。 具体的なイメージがあるんだったらいいと思うんですよ。 でも、イメージがなかったら紙で作ってみるとか、何か前進させないと進まないと思いますよ。 今はいろんなサイズに適応できるブックカバーが欲しいという気持ちはあるけど、具体的なカタチは考え抜いてるわけじゃないよね。
あの、マジックテープとかボタンとか言ってますが、 私が思ったのは、ジップロックのつなげるやつなんです。
溝で固定するってこと?
そのほうが取り外しが簡単で、 折りかえすときに曲がるかどうかっていうのがあるんですが、
いろんなアイデア出てきたときに、作ってみたらいろんなものが見えるので、 実際作ってみたらいいと思う。 ジップロックはスーパーで売ってるので、一度作ってみるのがいいと思います。 議論だけでは分からない部分もあるので、また練り直してやりましょうか。

USBメモリケース

じゃ、3人目いきましょうか!
とてもやりにくいです(笑)。 素材について調査と前回の宿題をやってきましたので説明します。
デジハリ大学04 森下さん2 デジハリ大学04 森下さんスケッチ
すごいですね。これはアイデアマラソンですね。 キレイな絵ですね。
防水素材や静電気の対策が課題だったので、素材について調べてみました。

撥水加工

まず、防水についてですが、撥水加工というのがあります。撥水加工というのは水をはじく加工なんです。 シリコン樹脂で作ると、長時間の水濡れには強くないんですが、 市販の撥水スプレーをかけると回復します。 もう1つは防水加工で、生地の裏側に防水素材をコーティングするか、防水フィルムを生地の間にサンドイッチするタイプがあります。 たとえば、ビニールカッパはポリ塩化ビニールでできていて、通気性は悪いです。 高機能レインウェアやテントのフライシートはポリウレタンでできていて、雨は通さず、蒸気は通すので、通気性はいいです。 透湿性で一番いいのは、ゴアテックスですが、これは高いから選択肢から外しています。 JIS規格だと、撥水は対水圧が300ミリから2000ミリ、防水は2000ミリから6000ミリ、完全耐水は6000から10000ミリとなってます。 できれば、防水にしたいですが、コスト面で無理なら撥水でもいいと思ってます。

ポリウレタンの特性

ポリウレタンは伸縮性が大きく、ゴムより繊維が、強度が強く、細く色を染めることができます。 たとえば、ストッキングがポリウレタンなんですが、この生地がいいかなと思っています。 WINTEXという素材が防水バッグによく使われてるみたいなんです。 対水圧が5000ミリ、透湿2000グラムで軽量透湿素材として紹介されていたので、この素材もいいかなと思っています。

USBメモリケースのサイズ

もう1つの課題ですが、サイズを決める宿題があったので、 USBメモリのサイズを2cm×7cmとして、製品のサイズを考えてみました。
ありがとうございました。
このケースは首からかけるの?
カラビナにストラップをつけて、首からかけることもできますし、 ベルト通しにベルトに通して携帯することもできます。携帯の仕方はいろいろ考えています。
USBメモリは個人情報が入ってて非常に重要なので、2重にフックにかけるということにしないと怖いんですよ。 首からかけるときは切れない紐か、止め具のところを2重にしないとダメ。1本切れてももう1本あるぐらいの 徹底した安全対策を考えないと、企業がUSBメモリを5本失くしたりすると、新聞沙汰になっちゃう。
一応、USBメモリは3本入る仕様で考えています。
わははは。3本なら地方新聞かな。笑
わははは

静電気対策

静電気対策の説明を忘れてました。静電気の主な原因を調べると、乾燥と耐電と摩擦でした。乾燥と摩擦は難しいんですが、耐電ならなんとか出来ると思ってて、絶対触るのがファスナーなので、ファスナー部分に絶縁体を使ったらいいと思っています。
すごいなあ。すごい調べてますね。
静電気防止ブレスレットの素材をファスナーのタグに使うか、もしくは、薄い竹の布をファスナー部分に結んだら、耐電対策ができるんじゃないかと考えています。
これは卒論ですか?
わははは
ブレスレッドの素材はシリコンラバー
カタチのイメージは出来上がってるんですよね。
そうですね。最初のラフと大きく変わってない でも、これだと面白みにかけるところがあって。普通のケースになってしまってて・・・。
静電気防止ブレスレッドというのが売ってますね。このブレスレットにタッチすれば、イヤな静電気が大丈夫なんです。 これがファスナーになってて、静電気がなくなってるならいいかも。十分特徴な気がするけど。
面白みを考えるならなんぼでも考えるよ。笑
すごい調べて、関心しました。 僕が何か作るときはこんなに調べたことないです。 ただ、他のものとの差別化ができてないと思います。 無印に売ってたりする可能性があるんじゃないかと思います。 なので、すごい失礼なことなんですが、もうちょっとアイデアを入れたほうがいいと思いますね。
他の2人に比べて、面白みがないなあ。とずっと最初から思ってたんです。
実は、昔に持っていたケースとすごい似ているんです。だから、似たものが東急ハンズとかに行ったらあるんじゃないかなと思って。
面白いアイデアないですか?
必ずしも面白い必要はないんですけどね。
面白いというか、興味深いみたいな意味です。他にない機能や、意外性があることが欲しいです。
素材、カタチ、意外性で考えてみたらいいよ。 素材だけでも20個考えたらいい。
はい。 中に入るのがデータなので、水や静電気から守るために、素材は防水素材で考えていますが、他の部分で意外性を出したいんです・・・。
じゃ、人形出せ、人形!
わははは

まとめ

今ってアイデアを考えるときに、1人1人考えてるのですか?
あたしは1人でやってます。
1人でもいいと思うんですが、煮詰まってるんだったら、仲間と考えたらいいんちゃうんかな。
やっぱ、自分のモノだけで精一杯なんです。今週は森下さんのUSBメモリケースとか決めたほうがいいかもしれないです。
確かに限れた時間だと、自分のアイデアを伝えて、フィードバックもらって終わっちゃうからね。
毎日会うわけじゃないので、会っても週1回ぐらいなのです。
あ、そうなんや。毎日顔を合わせてるわけじゃないのか。 だったら、ある程度絞ったほうがいいんかもしれませんね。 ええと、そろそろ終わろうと思うんですが、ビジネスで考えるとまだ考えないといけないことがあります。 今日はゲストがバシバシとフィードバックを出していただいて、僕もその通りだと思いました。 類似商品とどう差別化するかというのは非常に重要で、 今って、自分の作りたいものを追求してるというよりは、こうやったら売れるかなみたいな発想だと思うんです。 そもそものコンセプトとちょっと違うのですが、もし、競合ありきで考えるなら、ネットですぐ出てくるアイデアだったらダメだと思うんです。 だから、一歩戻って考えてもらうのがいい。と思います。 今後は、毎回3つの案を話すんじゃなくて、1つに絞って、みんなでディスカッションするカタチでもいいと思います。 今は、図面だけなので、それが成り立つのかよく分からないです。だから、 紙でも何でもいいので作ってみたほうがいいと思います。 どんどんステップを踏んでほしい。 また、来週がんばりましょう。
まあ、こういったアイデアをまとめるというのも、これを通じて勉強していったらいいと思います。
ちなみに、南さんはスケッチはあまり書かないけど、紙や皮のサンプルをたくさん作ってるんですよ。 また道のりは長いですけど、コツコツやっていきましょう!
僕がどうやったかというと、東急ハンズ行って、お店の人に教えてもらって、家に帰って駐車場で作ったんです。作るといろんなことが分かるので、まずは作ってみたほうがいいと思います。
そのときの南さんのサンプルのクオリティはかなり低いですよ。僕は見せてもらったけど、笑ってしまった。 でも、それも何回も作って、進歩していくんです。 自分の思いの詰まっているサンプルがあると、工場の人もイメージしやすいんですよ。 僕もそれを聞いて、iPhoneケースを作ってみたんですけど、驚くほどカッコ悪くて自分がイヤになりました(笑)。 でも、サンプルを作って分かったことがたくさんありました。
もし、厚紙とかで作ると、本当にヒドイサンプルになりそうなんですか・・・。
僕のあのヒドイやつ持ってこようか。笑
僕の一番最初のサンプルは紙とホッチキスですよ。
まずはカタチを確認して、使いやすさを確認するためにサンプルを作るから、そこまで細かなサイズじゃなくてもいいですよ。
ちょっとそろそろ時間です。
分かりました。では、今日はこんな感じで終わります!お疲れ様でした!
デジハリ大学04 樋口さんアイコン 樋口健夫 / アイデアマラソン発想法の考案者
アイデアマラソン発想法は、毎日オリジナルの発想を考え、ノートやPCに記録し、周りに話すことで、自然な思考を習慣づける方法です。 基本的なルールは、オリジナルの発想を1日最低1個考え、ノートに記録することを継続します。
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