我々の手帳カバーの内側は、ユーザー自身にゴムをつけてもらって、自分のアイテムに最適化したレイアウトを可能にするターナーソリューション。
ゴムの結び目が裏側に見えるのはカッコ悪いし、強度の問題もあるので、ゴムをつける「穴部分」は取り外せるようにしている。
「この穴部分」の固定はベルクロで考えていた。なぜならベルクロが一番薄いと思ったから。
でも、できあがったサンプルは気になるぐらい分厚い。
取り外せないとこのアイデアは成り立たない。
さて、どうしたものか・・・。
居残り議論
こういうときに、モノをシンプルにすることに情熱を燃やす南さんは頼もしい。
なんといっても、彼のブランドの「アブラサス」はラテン語で「削り取る」ですからね。
それは灯台下暗しだった。
衝撃のアイデア
よく考えたら、穴なんか開けなくて、全面ベルクロでいいんじゃないですか。
(みんなが頭の中でイメージした。)
手帳は全面ベルクロで、ゴムの先端にもベルクロがあるわけか!
なるほど。
そうすると、そもそも台紙を取り外しできるようにする必要もなくなる。
なんかそっちのほうがいい気がする。
さっそく、みんなが文房具を出し合って、サンプルを作り出した。
モノを作るために必要な道具は何でもでてきます(笑)。
あっという間に、できてしまった・・・。
強度が心配だったので、外そうとするが全然剥がれない。
このベルクロめちゃくちゃ強力。
これなら、穴も開けなくていいし、分厚くもならない。
そして、なによりも自由度がすごい!
iPhoneの後ろにベルクロを直接張れば、ペタっとつけられるわけですよ。
(デザインの問題はさておき。)
興奮したメンバーから特許取得というコトバが出た。
(なんか前回も言ってたような・・・。)
いままで、穴とゴムで大興奮やったのに、
結局、ベルクロになっちゃうのか・・・。
文具王すごいな。
この域が終わってたんやな。
くやしい!
穴とゴムに浮かれていたあのときの自分たちに「浮かれるな!」とビンタしたい。
でもいいんです。
よい方法は採用して、プロダクトを最適化していきましょう!
次回までの宿題
大変ですが、サンプルをまたバージョンアップしてもらいます。
頑張ってください!
穴とゴム方式からベルクロ方式にしましょう。
さようなら、ターナーソリューション(涙)
短い間でしたら、夢をありがとう。
あ、それに加えて、Kojizoさんは実際使用できる強度で作ってください!
次回サンプルでまた違う問題が発生するかもしれない。
しかし、プロダクトを作るということはこのトライアンドエラーの積み重ねなのだ!
次回はGW明け!